トイレで転移した少年。
お久しぶりですつっぱりです。久しぶりに小説を投稿させていただきます。今度こそは完結まで頑張ろうと思います。それではお楽しみください。
「ふう〜。スッキリしたー」
俺は授業前にトイレに行きたくなったのでトイレに行っていた。決してスマホを触りたかったわけでは無い。
「さてと、授業に戻りますか」
だいぶ長くトイレにいたのでもう既に授業は始まっているだろう。早く行かなければ先生に怒られてしまう。そう思いながらトイレのドアを開けるとそこには草原が広がっていた。
「えっ?………え?どういう事だ?」
OK…冷静になれ俺。取り敢えずドアを閉めてトイレに座る。夢なのか?そう思い頬を抓って見るが普通に痛い。どうやら夢じゃないようだ。
「落ち着け…落ち着け俺。取り敢えずスマホ使えないかな?」
スマホの電源入れいれ、場所を調べようとするが圏外だった。
「まさか…ね。いや、まだどっかの田舎とかの可能性が残ってる」
取り敢えず助けが来ない可能性が高いので持ち物を確認しよう。
・財布
・スマホ
・イヤホン
・ティッシュ
・メモ帳
・ボールペン
うん。役に立ちそうな物はあまり無いな。助けが来るまで待つにしても食べ物がないし、こんな所に人が来るかも分からない。行くしかないか。
「行くしかない…よな。待ってても助けはこなさそうだし」
トイレのドアを開け草原へと足を踏み入れる。取り敢えずトイレのドアの方向にまっすぐ行こう。
トイレのドアから100メートルくらい離れたところまで来るどと草むらからガサゴソと音がした。
「何かいる!?」
辺りを見渡すが草むらでよく見えない。ドンッ!
「うわっ!」
後ろからの衝撃で前に倒れてしまう。
「痛いな、なんだよ急に!」
後ろを振り返るとそこには青色のブヨブヨした塊に目と口がついた奴がいた。
「う、あ。うわあああ!」
全速力で走り青い奴から逃げトイレに入り扉を閉める。
「ここは地球じゃない。どう見てもスライムがいたよな。」
切れた息を整えながら再びトイレに座る。
「マジで異世界に来ちまったのか。死んだ覚えも神にあった覚えもないんだけどな…」
ニュル。上履きの上から変な感触を感じた。恐る恐る下を見るとトイレの下隙間からスライムが入り込み足の上靴を溶かし始めていた。
「うわっ!下から入って来るとか有りかよ」
上履きを脱ぎ捨てトイレの上に登る。そうしている間にも上靴を溶かし終えたスライムが今度はこちらを溶かそうとトイレを貼って登ってくる。
「どうしよ、どうしよ、どうしよう!取り敢えずこれでもくらえ!」
ヤケクソになってトイレの棚の中にあったトイレットペーパーと消臭剤を投げつける。
ジュワッ。偶然だろうか、消臭剤がスライムに触れた瞬間、スライム自体の体が小さくなりしまいには消えてしまった。
「助かった…のか?」
ピロリン♪それと同時にスマホがなった気がした。
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