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時空使いで人間が苦手な少女(?)の異世界冒険記。  作者: ゆく猫
第一章 仲間が出来たよ!
1/5

プロローグ(前編)

初投稿で、至らない所もあるかと思いますが、宜しくお願い致します。


4/10 下校から事故迄のシーン追加など、色々修正しました。

6/19 修正しました。

 俺……いや。私は今、危機に陥っている。




 そもそも。


 どうしてこうなったのかを考えよう。


 ん?何故危機なのに冷静でいられるのか?

 いや、人間ってのは自分の理解を超えた存在に出会うとどうやら逆に冷静になれるようで。


 いみわからん位大きな狼に見つめられればまぁ、命の危機を感じるってもんで。


 ってか一体私は誰に話しかけてんだべな。


 まぁ、先ずは事の発端を思い出してみましょっか。


 何か活路が見出せるかも知れませんし。




========================================


 〔過去〕〈学校〉


 「あ~あ……今日もムカつくほどに良い天気じゃねぇか!ちくしょう!」


 今日も私こと、紺野 月夜(こんの つきや)は、いつもどうりの平和な日常を送っていた。


 「先輩?どうしたんですか?」


 この可愛らしいサイドテールの少女は私の彼女、紅憐 紫苑(くれん しおん)だ。


 「ん?あぁ、紫苑か...ってそうだ!聞いてくれよ!」

 「はいはい……どうせ先輩の事だから、ゲームが上手く行かなかっただの、面白い動画が見つからないだの、勉強でいい点が取れないだのでぐだぐだ言ってるんでしょう……?」

 「バ、バレテーラ……」


 自分の自慢の彼女には隠し事とか出来そうに無いなぁ……ってのを思った記憶がある。


 「先輩とは一年も付き合ってるんですからそれくらい分かります!」

 「そっか。……そうかぁ……もう一年かぁ……」

 「まったく……先輩は来年卒業ですよね?」

 「そー。後三ヶ月で卒業。」

 「そうですね……あんまり会えなくなっちゃうんですね……」

 「まー学校には来なくなっちゃうからね?」


 「でも紫苑が会いたいってならいつでも予定空けてやるって」

 「むぅ……すぐそういうこと言う……」

 「ちょっとキザなセリフとか言ってみたいじゃない?」

 「まったく先輩は……さて、もう皆帰っちゃいましたし、私達も帰りましょ?」

 「そーねぇ、そろそろ帰りますか!」


========================================


 〔過去〕〈帰り道〉


 「そういえば、先輩ってどんな小説読んでるんですか?」


 「小説か…まぁ、異世界転生とか異世界転移とか?」


 「今そういうの流行ってますよね。」


 「あぁ、トラックに轢かれて転生とかクラスで転移とかな。」


 「ん~…」


 「どしたん?」


 「いや、別に、何でもないですけど…何か妙な胸騒ぎがして…」


 「何でもなく無いじゃないですかーヤダー!」


 「いやまあそうですけど!…先輩は…トラックに轢かれたりとか、しないで下さいね?」


 「ふぁ?」


 「居なくなっちゃわないで下さいって事です!」


 「そんなトラックに轢かれてなんて、滅っ多にあるわけ無かろうが。」


 「む~!先輩、そう言うのって死亡フラグが立ったって言うんですよ!」


 「死亡フラグねぇ…くふ、うふふふ、あっははははははは!!」


 「な、何が可笑しいんですか!」


 「いや、ふふふ、ごめん、ふははは!いや、大丈夫大丈夫、私はフラグクラッシャーだからね!」


 「またフラグ立てる~!」


 「はははははは!!」




 まさか、これが、この会話が、本当に死亡フラグになるなんて…


 その時だった...トラックが私達に突っ込んできたのは。




 「ん?あのトラック…様子おかしくなーい?」


 「何だかフラフラして…こっち来ますよ!」


 「えっちょ、紫苑危ない!」


 「先輩?!」


 その時、トラックは…紫苑を庇った、私の体に命中した。


 「先輩!そんな...どうして!」


 「…好きな人を…守るのは…当然...でしょ…?」


 「それだったら私が...!」


 「そんなの…私が耐え…られないよ...まぁ...勝手な...話だけど…ね…。」


 「そんなの…そんなの自分勝手です!先輩はいつも…いつも自分勝手で...!」


 「じゃあ...さ。」


 「え…?」


 「来世...では...さ。絶対...結婚...しよう...ぜ?」


 「そんな...気が長すぎます!」


 「意外と...直ぐ来るかも...しれない...のぜ?私の勘…は...よく...当たる...から...ね…。」


 「先輩…そんなの…もう…もう喋らないで下さい!血が...!」


 「んぁ?...あぁ、確かに…目の前…霞んでっ、来た...はは...人間なんて、っ!呆気ないもんだな。」


 「先輩...そんな...」


 「ごめんね..本当に...ごめ...ん…。」


 「先...輩?そんな...先輩?返事してくださいよ先輩!先輩!目を開けて!そんな...嫌だ!先輩が死んじゃうなんて、そんなの嫌です!先輩!先輩!ぜんぱいいいいぃぃいいいいぃぃぃぃい!!!!!」


 そこで私の意識は一旦、完全に途絶えた。



====================================


〔過去〕〈???〉


 「あれ...?ここ...何処?」


 次に目が覚めたそこは、真っ白で、何もない空間だった。


 「ここ...天国?じゃあ本当に...」


 「はい、貴方は死にました。」


 「っ!?誰!?」


 そこに立っていたのは、この世の者とは思えない…某有名TRPGの能力値で例えるなら、APP20位の、それは美しい、銀髪の女性だった。


 「申し訳ございません...本当は貴方はあそこで死ぬ筈では無かったのです。」


 「えっ…どういう事?」


 「それは...あまり言いたくありませんが、巻き込んでしまった。」

 「貴方はあそこでトラックが突っ込んで来ても動かなければ無事だった筈だったんです。ですが、どこで歯車が狂ったのか、貴方がなにもしなければ隣の紫苑さんまで巻き込んでしまう所でした...」


 そうか、なら、あそこで紫苑を突き飛ばしたのは無駄じゃなかった訳だ。


 「それで、感謝と言うのは何ですが...あなたを異世界に転生させようと思うのです。」


 出たー!テンプラ異世界転生!因みにテンプラは言い間違いではない、わざとだ。


 「あの...やはり嫌でしょうか...」


 「あっごめんなさい声に出てました?」


 「あっいえそういう訳では無いんですが...」


 「いや別に嫌では無いんですけどね?戦闘経験も無いのに平気かな?と思いまして。」


 「そこは大丈夫です。ちゃんとちいと?とか言う能力をつけますので。」


 「はぁ、そうですか。」

 (この女神さんまさか異世界小説とか読んどらんだろうな?)


 「えぇ。まぁ、本当は元の世界が良いんでしょうけど、私の力では流石に不可能で…」


 「そうですか…」


 「あまり悲しまないんですね?」


 「えぇまぁ…なんか、また直ぐ紫苑には会える様な気がするんです。まぁ…勘ですけどね。」


 「来るとしても転生以外で会えれば良いですね。」


 「うへぇ、確かにそれじゃあ紫苑死んじゃってますもんね…」


 「そういうことですね。」


 「そっか…えーっと、力でしたら…時空魔法とか…あったら、それが良いですね。」


 「あっはい、それならありますよ?使い手はもう殆ど居ませんが...」


 「ですよね~後、あんまり能力はつけないで下さい。」


 「?どうしてですか?」


 「自分で頑張ってみたいんですよ。前の世界では平和な生活に飽々してきて、ちょっと転生とか憧れてましたしね。」


 「自分からそんな事を言い出す人がいるなんて...いえ、判りました、ですが必要最低限の知識は頭の中に入った状態で送ります。」


 「あ、それは助かります。」


 「それでは送ります...頑張って下さい。」


 そうして私の意識は、また沈んでいった...




更新は完全に作者の気まぐれになります。

とりあえず3日に一回投稿出来れば...と考えております。

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