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心変わり。

作者: 桃色 ぴんく。

例えば、こんな約束をしたとする。


「いつか、結婚しようね」


これは、絶対に守らなければいけない約束だろうか。



付き合っていく間に、お互いのことを嫌になったりすることもあると思う。

価値観の違いや、性格の不一致・・・

一緒に過ごしていくうちに


「ああ、なんかこの人とは考え方が違うな」


と、思うこともあるだろう。



そうなると、約束した当時は


「この人と結婚したい!」


と、思っていても、気持ちが変わると


「あの時は『結婚したい』と思ったけど今はそうでもないな」


と、心変わりをすることもよくあることだろう。




そこで、やっぱり無理だな、と思った方が別れを切り出す。

ここからが問題で、それを素直に受け止めるかどうか。


「気持ちが変わってしまったのなら仕方ないね」


と、思えるのか、


「結婚するって言ったじゃない!騙したのね!!」


と、なるのか。



この例え話の場合は、結婚の約束をしていた彼が突然別れを切り出してきた設定にしてあるが、

彼から別れを切り出された時に、後者のように「騙したのね!」となる彼女に言いたい。



彼から別れを切り出される前に、何か変わったことはありませんでしたか?



例えば、頻繁に会っていたのがだんだん会わなくなってきたとか、

話をしているうちに喧嘩になることが多くなったとか、

気付けばもう何か月もメールが来ていないとか、

会う約束をしようとしても「その日は都合悪い」と断られるとか。



”もしかしたら もうこの恋は 終わりかもしれない・・・”


と、いう前兆がなにかしらあれば、別れ話を切りだした彼のことを責められないと思う。




例えばこれが、ほんの数分前までベッタリでラブラブで

「愛してる~」

なんて言いあってたのに、

数分後に

「俺、明日別の人と結婚するんだ」

なんてことになった場合は

「騙したのね!!!!」

と、逆上してもいいとは思うが、

彼が離れていく前兆があったのに、それを責める女とかってどうだろう。



心のどこかで、自分に自信があるのだろう。


「私みたいに完璧な人間がふられるわけがない」


そんな人は、相手からの別れ話も聞き入れられないのだ。


「彼はきっと何かに怒ってるだけ。だから別れたいとか言ってるんだ。

本当は私のこと大好きで今も結婚したいって思ってるはず!」



自分のことを嫌になられたことを認められない性格の彼女は、

勝手に思い込みで物事を考えたりもする。



「きっと、あの女のせいだわ。あの女さえいなければ・・・」



果たして、そうでしょうか?



人が心変わりをするのに、必ずしも第三者の存在があるとは限りません。

あくまでも、当人を見て、自分とは合わない、これ以上は付き合えない、という結論に達したからで、

決して第三者が邪魔をしているわけではないのだ。



この例え話の彼がいくら


「他に好きな人ができたわけじゃない。けど、君とはもう無理だから」


と、言っても、それを受け入れずに


「騙された。彼は大ウソつき。何か仕返ししなくちゃ気が済まない!!!」


と、考える彼女は人間的にどうなんだろう。




彼に仕返しを、とか考える前に


「やっぱり私にも悪い部分があったんだ」


と、素直に認めて、去っていく彼を追いかけずに、次の恋を探したらどうだろう。




いくら仕返しをしても、もう彼の心は戻らないんだから。



そのことに、早く、気付いて。



心変わりを責めることは出来ないよ。



憎しみや悲しみに打ちひしがれる毎日よりも、

前を向いて次に進もうとする姿の方が素敵だと思う。



だから、あなたも・・・。





               ~心変わり。(完)~





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― 新着の感想 ―
[良い点] めっちゃわかります! 人を責める人が多すぎますよね
[一言] 文章表現が本当上手いね(o^^o) 内容も分かりやすく 僕も人の違いにもっと気づかなきゃいけないのかなって思ったよ
感想一覧
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