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ある男の婚活

作者: 広津 雪露

 自分は昭和の人間です。

 子供の恋愛といえば、告白は下駄箱にラブレターを入れて放課後に呼び出し。カップルになれば周りが冷やかしまくる。恋人に連絡する時は固定電話の子機を使いました。当時は、もし相手の両親が出たら、、、とドキドキしたことを覚えています。

 大人の出会いといえばナンパや、合コンなんかが多く、割と恋愛に積極的な人が多かった気がします。

 

 令和になって今の小中学生がどのようなアオハルを送っているかは定かではありませんが、大人の出会いはマッチングアプリだとよく耳にします。しかも消極的だとか、、、。


 先日、行きつけのバーで2年振りに少し歳下の友人と会った時のことです。

 「婚活アプリに登録しました。」

 恋愛に奥手で今だに彼女いない歴を更新し続ける彼にしては大きな一歩です。見た目は悪くないし、それなりに名の知れた大学も出ていて頭も良い。何より人の気持ちを察する能力の高い男です。ただ、おしゃべりが圧倒的に苦手なせいで女子ウケしない。

 「へーっ、もう誰かと会ったりした?」

 「いやいや、まだ誰からもメッセージ来ないんで、、、」

 「自分から誘ったりしないの?待ってるだけじゃ難しいんじゃない?」

 「そうかも知れませんがなんて送ればいいのか、、、」

 「ちょっとアプリ見ていい?」

 「えっ、いいですけど、、」

 

 駄目だこりゃ。プロフィール欄は空白。写真は部屋で撮った顔の無表情どアップ。その結果、足跡の一つもついていない。本当に登録しただけである。

 詳しくはないけれど、これでは出会うの難しいだろうというのは分かる。


 私は自分なりにこうしたらどうだい?と色々アドバイスしてみました。どういうプロフィール、どういう写真がウケるのかなんてネットで調べれば簡単に出てきます。何ならSiriでも大丈夫。


 「よし、とりあえず写真とプロフィール変えてみよう。メッセージもテンプレでいいから気になる子に送ってみたら?」

 「いや、でも、、連絡きたら困るんで!やっぱりそのままにしときます。」


 

 なぬっ!?



 令和になり、人の恋愛は多様化が進みました。自由であることは大切です。しかし行動が伴わなければ何も始まりません。でもそれも良しかと思います。結局恋愛なんてのは本人の意思が一番重要なんですよね。


さて、私は次にどのアプリに登録しようか。

 




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