第二階層:南米グリルの断崖 「焼きと誇りのアサードバトル」
【厨界・第二階層:グリルの断崖】
陽は燃える。
焦げた岩肌が延々と続く、断崖の台地。空には肉の香りを運ぶ熱風が吹き抜ける。
ここは、“焼き”の文化が支配する大地――南米グリルの断崖。
ヒカリ(汗だく)
「……この階、常に炭火起きてない……?」
リンミン(うちわで扇ぎつつ)
「湿気で前髪が爆発してんだけど!? あたし南米向いてない!」
ライスバーグ(じっと岩を睨み)
「……この岩、肉を焼くために最適な斜角と蓄熱性だ。戦場だな、ここは」
シノブ(無言で日傘を差す)
「誰か……日焼け止め……」
すると、空気を裂いて炎が舞う。
???:
「その足で、この断崖を踏むな、異邦人どもッ!」
現れたのは、巨大な鉄串を背負った筋肉の双子――
カルロス & ジョアン・デルアサード。
南米グリル連合の最高峰、「炎の番人兄弟」である。
【兄弟の登場】
カルロス(兄)
「俺たちの肉は、時間で焼くんじゃない……魂で焼くんだ!」
ジョアン(弟)
「アサードは人生! 肉は信仰! 焼き加減は運命ッ!」
リンミン
「テンション高ぇな!? ていうか服、着て!? 肉エプロンだけってどういうことよ!?」
ヒカリ
「でも……たしかにすごいオーラだ。あれ、肉を焼きすぎた人間の熱量だ……!」
【試練内容:炎と肉のシンクロ調理バトル】
ルール:
二人一組で参加。焼き師(火を操る)と切り師(肉を処理する)を分担。
限られた素材で、もっとも「心を揺さぶる焼き肉」を作ったペアの勝利。
審査基準は「火力との対話」!
代表は――
ヒカリ&ライスバーグ組!
ヒカリ
「俺が味のバランスを取る。だから、お前は“火”そのものになれ!」
ライスバーグ(拳に火花)
「――望むところだ。俺は、“炭火より熱く、鉄板より鋭い”からな」
【調理バトル開始!】
カルロス&ジョアン:
《マテ茶マリネの牛ヒレ アサード・コン・トリブロック》
煙と香草の香りが複雑に絡む、伝統の火入れ技術!
ヒカリ&ライスバーグ:
《魂焦がす梅ダレ炭焼きロース トルティーヤ添え》
東洋の調和が南米の炎と融合し、口内に“焦がれ”を起こす!
審査神:
「……この焼きの音は……雷か。いや、心の震えか……!」
勝者は――
引き分け。
だが――
カルロス
「……焼きすぎた。だが、清々しいッ!」
ジョアン
「この肉は“敵”じゃない。“戦友”だったな、ヒカリ!」
【試練クリア! 次なる階層へ】
カルロス
「第三階層――西欧の迷宮“チーズの回廊”へ行け。だが忘れるな……」
ジョアン
「肉は焼くだけじゃない。“誰と食うか”が、すべてだッ!」
リンミン
「……なんか、感動したけど、肉の脂でスキンケアしてる場合じゃないって!」
シノブ
「次の階、チーズって……。乳製品、胃にくるのよね……」




