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真姫と白雪さんの対面

ふぅ~何とか五部で完結させれて良かった


俺は確かに真姫と昔のように仲良くなりたいと思っていた。しかし、ここまでの関係は求めていなかった。独占欲をむき出しに真姫に戸惑いを隠せなかった


「どこまでついてくるつもりなんだ?」


教室に入ろうとしても、真姫は俺から離れようとしなかった俺と真姫はクラスが違う。もういい加減自分の教室に行ってもらいたかった


「昨日の女、真一のクラスメイトなんでしょ?真一にちょっかいかけないようにガツンと言ってやるんだから」


「白雪さんに絡むつもりなの?彼女は関係ないから巻き込まないでくれ」


「なんでかばうの?そんなにあの女の方がいいってわけ?」


「だから誤解なんだよ白雪さんに迷惑がかかるからやめて」


しばらく言い合っていると二人の前に


「おはよう、葉加瀬くん」


タイミング悪く、白雪さんが登校してきた。教室の前で真姫と鉢合わせてしまう


「あなたね。昨日の泥棒猫!」


「ちょっと待った!ごめん、白雪さん。一緒に来て」


「えっ、何?」


廊下で騒いだら目立つと思い、俺は二人を連れて屋上に移動した


一旦落ち着いたところで、俺は改めて真姫に白雪さんとの関係を説明した


白雪さんが自作の小説を参考にするためにデート体験したという事情も話した。白雪さんには、なんで真姫が腹を立てているのかを説明した


「真一は私のものなの。体験でも、二度と真一に手を出さないで」


「真姫のものになった訳でもないんだけどな」


ジッと話を聞いていた白雪さんは、しばらく考えるような素振りを見せた後口を開いた。


「ずいぶん勝手なのね。ずっと葉加瀬くんを突き放してたのに、今さら好きって言うなんて」


「なんですって?」


「し、白雪さん?」


真姫に対して好戦的な発言をする白雪さんに、俺はキョトンとした


「葉加瀬くんはこんな高坂さんと付き合うの?」


「いや、付き合うって決めた訳じゃないんだけど」


「そうだよね。高坂さんに冷たくされてて悩んでたんだから。高坂さんみたいな人は葉加瀬くんにふさわしくないわ」


「あんたには関係ないでしょこれは私と真一の問題なんだから」


「関係あるわ。私も葉加瀬くんの事が好きなんだから」


「えっ?」


突然の白雪さんの告白に俺は固まった。だが、真姫は知っていたと言わんばかりの態度だった


「やっぱりそうなのね。デート体験とか言って、普通にデートを楽しんでたんでしょそんな姑息な手を使うあんたなんかに真一は渡さないわ」


「素直になれずに突き放していた高坂さんよりはマシだと思うんだけど。私は葉加瀬くんを傷つけるようなことはしないわ」


「傷つけてなんかいないわよ真一の心の中にはずっと私がいたんだから」


「その考え方が自分勝手すぎるのよねぇ、葉加瀬くん。私、同じ趣味を持った葉加瀬くんのことが好きになったの。昨日デートして、その気持ちに確信を持ったの。これからもずっと私のそばにいてほしい」


「もしかして、昨日のデートって気持ちの確認のためにしたの?」


そう考えれば、本当の恋人同士のようなことをしたのにも説明がついた。


「真一、惑わされないで。真一の彼女は私なんだから」


「こんな図々しい人と付き合っても幸せになんかなれないわ。私と付き合って。」


「いや、急に好きって言われてもどっちとも付き合う気にはなれないよ」


「なんでなのよ!なんで私と付き合えないって言うの!?」


「葉加瀬くん、高坂さんに気を遣って私と付き合えないって言うんでしょ?私、葉加瀬くんの気持ちの整理がつくまで待つから」


「なに言ってるのよ!真一にちょっかい出すのは許さないんだから!」


「別に高坂さんの許可をもらうつもりはないわ」


「なんですって!?」


「おい真姫、白雪さんに絡むのはやめてくれ」


「真一は黙ってて!」


「なっ!?」


真姫と白雪さんの口論が始まった。

気持ちの整理がつかない俺をよそにして、真姫と白雪さんからアタックされる学園生活が始まった

なんかまとまり悪いかもだけど私的にはどちらとも付き合わない形で終わらしたかったので満足ですあと日間ランキング9位まで上がってましたありがとうございます

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