疎遠の幼馴染みクラスメイトのデート体験計画
学校一の美女と疎遠になったので友達の女の子とデート「デート体験」したらマジギレされた
真姫「話しかけないで」真一「幼馴染みなのに...」真姫「私だけ好きになって?浮気は許さない。」
幼馴染みとクラスメイトの俺の取り合いが始まるラブコメです
「高坂さん、今日の放課後俺たちと遊びに行かない?」
と群がる男子生徒が一人の女子生徒に話しかける
そして彼女はいつも通りに
「ごめんね、今日は用事があるの」
と彼女は答える正直俺は今日もだろうが!と言いたくなったがそれは置いておく
そして群がる男子達は
「また用事?高坂さん、忙しいんだ」
と答えた
さすがに毎度見る光景だしどんな用事か気になるねぇそして彼女は
「そうなの。本当にごめんね」
全く何がそうなの。だ帰ったって何ももないだろに
学校の廊下で、俺はいつもの光景を目にした
そして俺は
「用事なんてないだろ」
俺は葉加瀬真一、高校一年生学校一の美女と呼ばれ有名になった幼馴染みの高坂真姫にあきれたように声をかけた
「見てたんだ真一。けど真一には関係ないでしょ」
確かに俺には関係ないが思った事を口にしてしまった
「関係ないけど、いつも誘われているのに断ってるから相手が可哀想だなって思って」
真姫はモテるので頻繁にいろいろな人からデートに誘われている。
だが誘いに応じたと言う話は聞いたことがなかった
そして真姫が答える
「いちいち真面目に返答するのも面倒なのよ。って言うより、あんたも私に話しかけないで」
と冷たく放たれる言葉に俺は
「相変わらず冷たいな。幼馴染みだっていうのに」
中学3年のころからか、急に真姫は俺を突き放すようになった。同じ高校に進学したもののクラスは別になり、距離は詰められずにいた。
以前は仲がよかった、なんでこうなったのか理由がわからなかった
「幼馴染みだからって馴れ馴れしくしないで。もう昔とは違うんだから」
真姫はそれ以上話すことはないと言わんばかりに、自分の教室に戻っていった
俺も教室に戻りその場をあとにしたそして俺は
「俺ってやっぱり幼馴染みに嫌われてるのかな?」
放課後、文芸部の部室でクラスメイトの白雪真白に愚痴をこぼした。
同じ読書趣味から意気投合し、友人になった女子である。
「高坂さんは相変わらずなんだ。どうなんだろうね。無視されてるわけじゃないから、そんなに嫌ってるわけじゃ無いと思うけど」
「そうなのかな?心当たりはないけど、気づかないうちに嫌われるようなことをしたのかなって思い始めたんだけど」
「葉加瀬くんは高坂さんとどうなりたいの?仲良くなって、付き合いたいの?」
「恋愛感情はないけど、元々仲が良かった幼馴染みと疎遠になっていくのは寂しいなって思って。冷たくされるようになった理由も分からないのはなんか嫌だし」
「私も高坂さんの事よく知らないから、彼女が何を考えてるのか分からないな。ごめんね、役に立てなくて」
「いや、いいんだ。これはただの愚痴だから。それより、これ読んできた」
俺は白雪さん自作の小説が書かれたノートを返した。
「すごく面白かったよ。ヒロインの心情がよく描かれていて、初心者の作品とは思えなかったよ」
「大袈裟だよ。まだ書き始めたばかりだし、未熟な点がいっぱいあると思うから」
「十分だと思うけどな。ストーリーが良かったから、続きが読みたくなったぐらいだし」
「そんなに気に入ってくれたなら、書いた甲斐があったよ新しい作品が完成したら、また読んでくれる?」
「もちろんだよ。楽しみにしてるね」
初めて書いた小説らしいが、何の違和感もなかった。恋愛小説好きが高じて自分も書いて見たくなったようで、文芸部に身を置いていた。
部といっても部員は俺と白雪さんの二人だけで、同好会になっていた
「葉加瀬くん、お願いがあるんだけど私に協力してくれないかな?」
「協力?」
「恋愛小説書いてるのに、実際にデートしたことがないの。一度デート体験してみたいんだけど、相手役になってくれないかな?」
「それって相手が俺なんかでいいの?俺もデートの経験がないから、満足のいくデートは出来ないと思うけど」
「他に頼める人がいないの。私が小説書き始めたの知ってるのは葉加瀬くんだけだし、デートって言っても雰囲気だけ感じられれば良いから」
「そんなんで良いんだ。そのぐらいだったら協力するよ」
それから具体的な計画を立て、今度の日曜日にデート体験をすることになった
三部か四部構成で作って以降と思います長いのは自分に合わない気がする