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登校と不良と生徒会長と勘違い

本当にただ思い付きで走り書きしていってる

このシリーズ誤字、脱字あるかもしれません(^_^;)

あれから数日が過ぎ、俺には平和な日々が続いている


そんなある日の事、登校中、学校から100メートル位離れた所で可愛らしい女子生徒が『如何にも俺達不良だぜ』

って感じの男が4人に囲まれていた

他の生徒たちは巻き込まれたくないと言わんばかりに見て見ぬふりをして行く人達



「(ここはカッコつけれるタイミングじゃないか!?)」


と思い急いで駆け付けようとしたその時

一人の女子生徒が現れ、凛々しい声で言い放った

「君たち!何をやっている!!」


周りで観ていた生徒達が女子生徒が来た途端に歓声にも似た声を上げ始める「生徒会長?」「流石生徒会長」「私達の王子様ぁー」「生徒会長たんん〜」「流石は僕のマイレディぃ〜」「よっ!生徒会長!」「たこ焼き安いよ安いよー出来たてだよー」「カッコいいー生徒会長ー!!」


と一部危なそうだったり関係ない声も聴こえているが

まるでヒーローの登場かのように湧き上がる


周りの声に苛立ったのか4人の不良だけど、ひ弱そうな男が

「おい!チョーーーーと俺達のなめってっとぉ↑痛い目に合うかも知んねぇけど良いのか?」

「あん?そうだぞ!あん?やんのかって?あん?いってんだよ!あん?」

「私達の戦闘力は100万!貴方の戦闘力は……たったの2!!くくくっ、お止めになった方がよろしいですよ?」

「…………拙者、弱い者虐めはしとうないです……ないでござる」


遠くから聴こえる限り、昨日の強盗といい、この世界は変な奴しかいないのか?



仁王立ちして目を閉じ黙って、よく分からない不良の話を聴いていた生徒会長らしい女子生徒が

「もう良いな…」と言う

「あん?何がだ?あん?」と一人が聴き直して来た


「懺悔も慈悲もくれてやらんからな」と言い次の瞬間【瞬く間に】4人に囲まれていた女子生徒を救出していた


「なっ…何が起こったんだ!?」

「あん?コイツはやベェんじゃ?あん?」

「ななな何を恐れているのですか?皆さんやってお仕舞いなさい!相手はたかが一匹ですよ!ほら私の膝も余裕過ぎて、笑っていますよ?(ガクガクブルブル」

「…………拙者、弱い者虐めはされとうないです………ないでござる」



あれ?一人弱いの認めちゃってない?

つよしは思った



沈黙が流れた後、不良4がコソコソ喋り


「おっ俺達の生き様をみやがれぇー!うぉぉおーーー!!」


と一斉に飛び交った、流石にアレはマズイと思い女子生徒に走り始めたその時

女子生徒がゆっくりと歩いて不良達へ向かって行く

そして【全ての攻撃を受け流し相手の力を利用して倒して行く】銀髪のポニーテールが綺麗に揺らめき長い脚は相手の足元を崩し、

まるで【相手の動きがスローモーションに視えているかのように】


「(まぁ【俺つえー】出来なかったのは残念だけど生徒会長さんに怪我が無くて良かった)」

とホッと胸を撫で下ろしていると

生徒会長がコチラに向かって来た!


「(もしかして、あの不良4人に立ち向かおうとしたのが俺だけだったから、勇敢だと褒められて滅茶滅茶に甘やかしてくれるのか?あの豊満な胸に顔を埋めて頭なでなでとかしてくれるのか?にヘヘ〜)」

と妄想するつよしだったが


生徒会長がつよしの前でピタリと止まり

「今、アイツらと一緒に私を倒そうと走り寄って来たであろう!!」


「(えっ?なんて言った?)」

妄想の最中に状況が全く読めない事を言われた気がする


「しかも、その相手が私達と同じ学校の生徒だなんて……嘆かわしい」


周りにいた生徒達が一斉にコチラを怪しんで観ている…


「(お前ら助けようともしてないのにコッチは純粋に女子生徒を助けようと………純粋ではなかったな)」


と何故か納得した


「おい!さっきからニヤニヤしたり落ち込んだり何なんだ!本当に不敬な男だな君は!今から職員室に連行する!」


そう言って俺の裾を無理矢理掴もうとする。

そして反射的にソレを交わしてしまった


「君、私を怒らせるなよ?」

と威圧的な態度で言ってきた


「コッチの言い分も聞いてくださいよ」


「聞く耳持たん、襲われそうになった私が証言するのだ、間違いない」


「(あぁー典型的なアレだ……被害妄想だ)」


「しかも仲間の男4人に襲わせて弱った所を襲うとは、軟弱者が恥を知れ!」


「だから違うんですって!」

と両手をブンブンと横に振る


「この期に及んで言い訳など!!」


「ていうか、そもそも【そんな事をしなくても生徒会長なんて余裕で倒せます】よぉー」

と面倒くさそうな表情で両手をブンブンと横に振っていた


「【余裕で倒せる】……だと?」


あっ、俺なんか踏み抜いた?



「…いいだろう!私を倒したならその言い分とやらを聞いてやる、いいや私がお前に服従してやる!」


「はっ?えっ??ちょっ??」


「但し私が勝てば、お前は私の元で更生させてやる!」



「いやいやいや、そんな事嫌なんですが…」


「では始めるぞ!」


そう言って、眼前に飛び掛かってきた生徒会長

咄嗟に目を閉じて、上体を反らして両腕で顔を防いだ


ドゴッっと大きな音が鳴り響いた


しばらくしてからも先程の音以外何も無かったので恐る恐る両目開き両腕を下ろした

するとそこには目をくるくると回して地面に倒れた生徒会長がいた。


「えっ!?」とつよしがボヤいた後


周りで見守っていた生徒達も【つよしが倒した】

その事を理解して一斉に騒ぎ始めた


「「「「え"え"えっ〜〜〜〜〜〜〜」」」」



女子生徒の胸元から生徒手帳には

大葉璃子おおば りこ 3年生」と書かれていた





勘違いって誰でもあると思いますが結構怖いですよね〜

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