偏食
あなたも持っているであろう様々なこだわり。今回はある一人の少年のこだわりについての短編小説です。
あなたをずっと見ていた。
あなたのことをずっと考えていた。
あなたにずっと振り向いてもらいたかった、美しく良質そうなあなたのことをずっと考えていた。
「また、明日ね。」
ボクはこの一言だけで、胸が張り裂けそうなくらい嬉しく、君を愛おしく思いました。
「今日、頑張ろうね!!」
ボクはそう話しかけられただけで、言葉が詰まるくらい嬉しく、君を尊く思いました。
「大好きだよ。」
ボクは君にそう言われて、両思いになれて、君に好意を向けられて、君を食べたいと思いました。
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ボクは偏食病なんです。
自分が好きになってしまった人、愛してしまった人と同じ特別な好意を持つと
その相手を食べたくなってしまう病を持っているんです。
あっ怖がらないでください、安心してください。
別にボクは『彼ら』と違って雑食ではないし、ボクはあなたに好意を抱いていませんので笑。
それに、ボクは偏食症なんです。なので、ボクは彼女を食べました。あっ!後ここだけの話.......
彼女とても美味しかったです笑
ここまで読んでくださりありがとうございました。もぐもぐおいCベリー