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(仮)高みを目指す冒険者  作者: つるつるりん
2/4

プロローグ後編

 

 いきなり兄ちゃんたちがいてびっくりしていた

 一瞬「えっ?どうして?」と思ったが冒険者が冒険者ギルドに来るのは当たり前だった

 泣いているところを見られたくなくて涙を拭いていると


「ちょっと来い!!」

 と言われついていく


 自分が不安で入っていった所に何も遠慮なく入っていく兄ちゃんたちがかっこよく見えた

 兄ちゃんが受付嬢と何か話している

 なぜか先ほどの受付嬢はかなり畏まっているように見えた

 兄ちゃんの部屋を貸してほしいの一言でギルド員が忙しなく動き始める

 そういえばと思い周りを見渡すとギルドの冒険者たちも静かになっていた


 もしかしてすごい冒険者なのか?と兄ちゃんたちに尊敬の目を向けていると

 準備ができたのか偉い人らしきギルド員が案内してくれた


 備え付けられていた椅子にドカッと座り一言


「お前冒険者ギルドは15歳からだぞ

 ちゃんと人の話を聞いておけ」


 部屋に入るとすぐに怒られた

 反射的に涙が出そうになるがギリギリで耐えていると


「リーダー、そんなことで怒ったらだめですよ

 優しく言ってあげないと」


 そういって兄ちゃんを優しそうな爽やかなお兄さんが宥めてくれた

 ほっと一息ついていると横から野太い声がした


「ガイ、その前にこいつは誰だ

 俺たちはこんな小僧知らないぞ」


 ちらっと横を見ると体格のいい鎧を着た男の人が立っている

 ギロリと睨まれビビっていたら後ろにいた姉ちゃんに笑われた

 そんな俺に気づいて兄ちゃんが笑いながら紹介をしてくれる


「あぁそうそう、こいつはロイド

 俺の産まれたスラム街の後輩だ

 冒険者になりたいと言ってきたから、たまに俺とローズで剣や魔法を教えてたんだよ」


 そういってロイドのほうを向きパーティメンバーの紹介もしてくれる


「ロイドにも紹介しておくな

 こっちの青少年がクリス、いかついのがゴランだ

 あと俺のことを兄ちゃんと呼ぶのはやめろ

 ガイかガイ兄と呼べ」


 わかったと返事すると姉ちゃんが羨ましそうにガイ兄を見ていたので試しにローズ姉さんと呼んでみたら喜んでくれた

 ガイ兄からはこの女たらしめと言われたがよくわからなかった


 ガイ兄がそろそろ本題を話すかと言い椅子に座りなおした

 パーティメンバーも各々椅子に座っている


「じゃあ本題を話すか

 ロイド、お前はまだ冒険者になるには早い

 すぐ死ぬぞ」


 一瞬頭が真っ白になった

 何言っているのかわからなかった

 剣も使えるし、魔法だって少し使える

 冒険者の誰もが通る道ゴブリンだって一人で倒せるようになった

 それを知ってるガイ兄に言われたこともあり、余計に混乱した

 混乱してると察してなのかローズ姉さんが慰めてくれた


「まぁロイドの実力は初心者の中では頭一つ抜けていると思うわ

 でもね、冒険者と言っても仲間がいないとできることが限られてくるのよ

 仲間は自分で探してくるしかないわ

 ロイドが自分で探せれるのならやっていけると思うのだけれど、実績もないあなたは誰も仲間になってくれない

 ソロでやっていくには中級者ぐらいの実力はいるから初心者レベルじゃすぐ死んでしまうのよ」


 その説明を受けるとそれはそうかもしれないと納得できた

 ギルドに自信をもって入れるくらいには実力をつけるしかないか、また出直すかと考えていると


「まぁ実力は初心者の中の上位だし、一度冒険者育成学校に行ってみるか?

 俺たちが推薦したら、ほんとは無理だけど融通が利くかもしれないし」


 ガイ兄がロイドをかわいそうだと感じてかそう進言してくれた

 自分の力のなさに落ち込んでいたが、せっかくだしと思い推薦してもらうことにした


読んでいただきありがとうございます

もしこの物語が面白い、続きが気になると思った方はぜひ評価、コメントよろしくお願いします。

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