6話 容姿
前回のあらすじ
vsゴブリン→石投げて倒す→レベルアップ
ゴブリンを倒し20分程進んだ俺はついに森の出口を発見した。
「おーやっと出れた。ここは草原みたいだな。森は同じ風景ばっかで飽きたんだよなー。まあ鑑定のレベルは8まで上がったし薬草とかも採れたし収穫はあったからな」
少し草原を見渡すと遠くの方に大きな壁とそこの門に並ぶ人や馬車がいた。
「あんな遠くまで見えるとか視力も良くなってんのか。まあいいや次の目的地はあの町だな……そういえば種族は龍人になったけど容姿は変わってんのか?」
そう思い服の中や頭などをチェックした。
「……特に変わってないな。鱗とかが生えていると思ったんだけど」
そう鱗の生えた人をイメージすると、肌に鱗が生えていた。
「え? なにこれ」
全身チェックすると体全体に黒い鱗が生えていた。
「もしかして思ったとうりになるのか? 流石に翼とかは無理だよな」
そんなことを考え後ろを見ると翼が生えていた。
「マジか……かっこいいからいいけどこれは人前じゃ出せないよな。つまり龍人は人と人型の龍で入れ替えられるという事か。じゃあ龍化って何だろう? やって見るか、レベル1は右腕だけだったよな」
そう思い試して見ると右腕が少しゴツくなり爪も伸び龍って感じに近付いた。
「おーすっげいつもの倍以上に力を感じる」
どうやら龍化は、人型の龍よりも龍に近づくらしい。
「まあ姿を普通の人間にもできるみたいだし分かったところで町に行くか」
そう言い俺は町のほうへ歩き出した。