13話 宿へ
依頼→ストレージ→達成→宿紹介→龍人の悲劇
ギルドを出た俺はミリンに教えてもらった宿に向かい歩いていた。
「まずはこの世界で生きるための知識が必要だよな。知識といえば……本だよな。図書館か本屋はないかな」
そう思い探していると近くに本屋があった。中に入るとたくさんの本があり、奥におじいさんが1人いた。
中にはそこそこの本があり面白そうな本もいくつかあった。その中から2冊程手に取る。
「流石異世界、ラノベみたいな英雄譚や勇者の冒険みたいな本がたくさんある」
しばらく探したがこの世界の常識についての本はなさそうだった。
(まあ日本でも日本の常識なんて本見たことないしな)
そう思いほかの本を見ていると、普通の本の下に少し古そうな本があった。
「なんだこれ? ずいぶん古そうな本だな」
そう思い本を手に取るととある違和感を感じた。
(この本、なんだ? 何かがおかしい……あれこの世界の文字が変換されるのには少しだけタイムラグがあるはず。この本にはそれがなかった? つまりこの本は日本語で書かれているということか。 どういうことだ? 題名は異世界人へ向けてか買ってみよう)
そう思いおじいさんのところへ向かった。
「この3冊お願いします」
「えーと物語の本が1冊銀貨4枚そっちのよくわからない本が銀貨1枚だから3冊で銀貨9枚だよ」
アイテムボックスを使い銀貨9枚を取り出す。
(そういえば神様がくれたものも確認しないとな。とりあえず宿に行こう)
本をアイテムボックスにしまい本屋を出て宿へ向かう。
そこから5分ほど歩くと教えてもらった宿が見えた。
(ここが龍人の宿か。中々でかいな)
そう思いながら中に入ると受付があったためそこへ向かうと、そこにいたのは中学生くらいの女の子だった。
「すみません」
そう声をかけると女の子が顔を真っ赤にして固まってしまった。
(はあ、あっちの世界で買い物に行った時と同じ反応だ)
「あのー」
「は、はいなんでしょう?」
「ここに泊まりたいんだけど」
「お食事はどうされますか? 朝昼夜とつけれますけど」
「朝と夜だけお願い」
「何泊されますか?」
「とりあえず7泊お願い」
「えーと一泊銀貨5枚でお食事が1回につき大銅貨5枚で、お食事が今日の朝食を抜いた13回なので大銀貨4枚と銀貨1枚と大銅貨が5枚になります」
(へーじゃあ硬貨10枚で大きな硬貨になるんだ)
アイテムボックスから取り出し渡す。
「丁度ですね部屋は2階の1号室です。夕食は暗くなってから言ってくださればお出しします」
「ありがとう」
笑顔でそういうと顔を真っ赤にして言われた。
「い、いえこれが仕事ですから///」
階段を上りすぐ手前の部屋に1号室と書かれていたため中に入った。
「おお、なかなか広いな」
中は学校の教室よりも少し狭いくらいの広さでベットや机やいすが置かれていた。
「なかなかいい部屋だな」




