灰色
いつまで続くのかと
自問自答する毎日に
疲れ果てた僕が行きつく先は
ただの明日だけれど
夢を見たくなるんだ
叶わないことは承知の上で
ふと誰かに呼ばれたときのように
不意打ちで世界が色づきはじめて
唯一の居場所を見つけたような
もう二度と後戻りできないような
不思議な感覚に陥りながら
天使と悪魔に頭を撫でられて
いつのまにか僕は
嬉し泣きをする
ここまで続いたから
もう十分じゃないか
疲れ果てた僕が見つけた答えは
ただの今日だけど
全て忘れたくなるんだ
叶わないことは承知の上で
ふと誰かに笑われたときのように
一瞬で世界から色が剥がれ落ちて
唯一の居場所を横取りされたような
もう二度と怪我をしなくてすむような
不思議な感覚に陥りながら
天使と悪魔に見放されて
いつしか僕は
寂しく笑うんだろう