第5章:守る者と守られる者
「――それで。一体全体、何かどうなって、こうなったのですか?」
うん、久方ぶりの「目だけ笑っていないアラム」だ。
こうなったアラムは妙な迫力があり、そして容赦なくしつこい。そういえば、この旅が始まってからは初めてだ。大概のことは苦笑して許容していたアラムだが、さすがに看過できなかったようだ。
「それを一言で説明するのは難しいな」
「じゃあ、順を追ってちゃんと報告して下さい、カロシュ。僕が場を離れていたのは、1刻半(約3時間)程度ですよね? そんな短い間に、なんでこんなことに。あなたが付いていながら」
「……面目ない」
「ここは、私が悪い……というべきかな?」
「いえ、カイル様もカロシュも悪くないと思いますよ? 巡り合わせが悪かったのです。幸いカイル様はほぼ無傷ですし、私の怪我も軽いものです」
「お二人は黙っていて下さい。カイルさんが元凶なのは分かっています。僕は、その経緯が聞きたいのです」
ハライヴァを発って、寄り道なしで3日。
ノーサに入ってはじめて立ち入る森林区域に、カイルの興奮は抑えきれなかった。ここは『本来の目的』である【白獣】の生息地ではないのだが、草原地帯とは異なる鳥や獣が生息するノーサの森は、カイルも初めての経験らしい。
あれも居るかな? これも見られるかな? と目を輝かせるカイルの様子を確認し、カロシュ達はここでとりあえず3日の滞在を決めた。……多分5日は居ることになりそうだ。
森の中での野営は危険なので、少し離れた丘陵に宿営する。水場を確認し、周辺の危険性を確認する。森の奥に入らなければ大丈夫そうだ。
それほど深くない森だが、草原の狼よりは森の狼の方がやっかいだし、見通しがきかない分迷ったらことだ。観察に集中しすぎて周囲に気を配れないカイルに同行することを考えると、なるだけ森の浅いところで済ませたい。
初日、カイルは森の周囲で主に鳥の観察に終始した。その鳥は、その日の夕食にもなった。美味だった。
2日目は少し森に踏み込んで、森林棲のリスやネズミを追いかける。下生えをかき分けて腐葉土にまみれながらも活き活きとしている。せっかくの上質な上着が裂き傷だらけだ。
そして3日目の今日。
どうしても森の奥に入りたいと退かないカイルに、アラムの事前の下見結果に従うことを約束させ、翌日ならばと許可を出す。今日はアラムが単独で偵察に行き、カロシュ達は前日の場所で再度の観察を行うことになった。
森の出口まで四半刻(約30分)程度の広葉樹に囲まれたその一帯は、深くないにせよ林冠が多く見通しが悪いため油断できない。下生えに覆われた地面から足跡などはわからないが、きっと森林狼やシューダエル(樹上棲のネコ科の捕食獣)なども棲息しているだろう。エアも森林での戦闘や狩猟の経験があるとのことなので、二人の側からカイルを離さないように、と立ち位置などを確認し指示をしながら森に入る。
だが、いざ森に入ると――そんな配慮もむなしく、なんとカイルは手慣れた様子で樹に上り、樹上を移動しながら林冠部の生き物を探し始めたのだ。
「……いったい、どこに木登りが得意で、樹冠移動ができる貴族が居るっていうんだ……」
「……ここにおります、としか言えませんね。木登りはよくなさっていますが、さすがにアルバでもこのようなお姿は見たことがありません」
さすがのエアもこれには意表をつかれたようだ。カロシュがあっけにとられるのも、もう何度目か。数える気にもなれない。一緒に樹に登って追いかけることも叶わず、頭上の様子を交代で確認しながら、二人は周囲の警戒を続ける。カイルが必要以上に深入りしないように、正しく見守ることも忘れてはいけない。
幸い、程なくして樹洞にリスを見いだしたようで、大きな樹枝に覆い被さるように腰を落ち着けて観察を始めた。この調子なら、しばらくは安心できそうだ。――落ちてこなければ。
その場をエアに任せて、カロシュは周囲を確認するためさらに森の奥に分け入る。陽樹が多いこの辺りは下生えが多く、地上は移動しづらい。よく見ると獣道もあり、その道幅から決して安心できる場所ではなさそうなことがわかる。
ここイスファ氏族領ほどではないが、出身のカシュ氏族領にもいくつもの森があり、カロシュも森で気をつけるべきことは幼少から身にたたき込まれている。アラムの下見の結果を待つまでも無く、これ以上の深入りは危険と判断すべきであろう。
後はどうやってカイルを説得するかだが――代わりに明日は宿営地からほど近いハリルードの岩山にでも連れて行こうか。そこはノーサでは珍しい岩地だ。運がよければ新しい生き物に出会えるかも知れない。見通しが利く分、森よりは安心だ。
カイルの興味をひけそうな場所や動物を思い描きながら、カロシュはふと耳を欹てた。微かな違和感。静まった鳥の声。そして遠くに聞こえる、小動物達のわずかな警戒音。慌ててエア達の元に戻る。
「エア、急いでカイルを呼び戻せ。多分、狼だ。すぐに森を出る」
捕食獣に知らせるようにわざと大きな音を立てながら、カロシュは抜剣する。この森では弓より剣の方が勝手がいい。人間の気配を察して狼が退いてくれれば良いのだが……。
エアが樹上のカイルに声をかける。彼女も抜剣し、周囲を伺う。
「カイル。出来るなら、そのまま樹伝いに移動しろ。降りて走るより安全だ。俺たちは下からついて行く」
「わかった。方向は――北側?」
「いや、東に向かえ。まだ日のある方だ。狼の気配は北西から来る」
頭上でがさがさと木の葉が揺れる。どこまで樹冠移動できるか分からないが、少なくともこれで彼が標的になることはないだろう。カイルを先行させる歩調で、二人も移動を始める。
遠くから下生えをかき分ける音だけが聞こえる姿の見えない追送劇は、まもなくしてその気配が途絶え終了した。どうやら狼は一頭だけだったのか、襲撃を諦めたらしい。
まだ警戒は解かないが、安堵してカロシュは立ち止まる。念のため、気配のあった方向に弓をつがえ鳴鏑を放つ。甲高い音を発して森の奥に消えた矢に反応する気配はない。狼は完全に撤退したようだ。
エアは先行するカイルを追って先に進んでいる。カロシュも弓をしまうと後を追った。
「エア、狼は去ったようだ。カイルを降ろしていいぞ」
「わかりました。――カイル様! もう大丈夫です。降りてきて下さい」
「わかった、ありがとう。でもせっかくだから、もう少しこのまま移動するよ。いい眺めだね」
「いいから降りてこい!」
先ほどまでの緊張感が嘘のように暢気なカイルに脱力する。どちらにせよ、そろそろ森も浅くなり樹冠移動も限界のはずだ。
「うーん、せっかく楽しいのに……。――ん? あれ? 何か居る……? 鳥……じゃないよね? こっちにおいで?」
「カイル? 何がいる?」
「カロシュ! 翼のある猫が――って!! わぁ!!」
突然カイルの慌てた声が響き、ずささささっという勢いのいい音と共にカイルが何かを抱えて滑るように樹から降りてくる。その様子を訝しがる間もなく、カイルの居た隣の樹から濃い斑紋の獣が降ってくる。――シューダエルだ。
犬ほどの大きさの樹上棲の小型の捕食獣だが、人を襲うこともある。その鋭い犬歯と素早い動きは看過できない。襲われれば大きな怪我をする。
尻餅をつくように体勢のとれていないカイルに狙いを定めたシューダエルが、しなやかな動きで飛びかかる。カイルがエアを呼ぶ鋭い声。カロシュからは距離があり、弓も剣も仕舞っていたのでとっさに間に合わない。
だが同様に納剣していたエアは、すかさずカイルの前に滑り込むように躍り出ると、シューダエルの牙に半長靴の足を勢いよく蹴り出した。靴の革に犬歯が食い込む。一瞬顔をしかめたエアだが、そのまま押しつけるように足に力を入れる。顎を押さえられたシューダエルは動けない。そしてその隙に小刀を構え、その首筋に突き立てる。
的確に急所を狙われたシューダエルは、それでも靴に牙を立てたまま数度頭を振って暴れる。鋭いその爪がエアの短袴を二度、切り裂いた。
だが、ややもするとくぐもった声を残して動かなくなる。小刀は突き立てられたままなので、ほとんど血は飛び散っていない。警戒しながらエアは足から牙を離し、改めて剣を構えるとシューダエルにとどめを刺した。
ふぅ……っと息を吐いて立ち上がったエアは、思い出したようにその足の痛みに顔をしかめる。靴に覆われていて見えないが、シューダエルの鋭い牙はその肉に届いていたはずだ。爪で切り裂かれた短袴からは、白い腿と共に赤い血が覗く。
「カイル様、お怪我は?」
「樹から降りたときに擦りむいたくらいで……エアこそ怪我しているじゃないか、大事ないか? ごめん、いつも。ありがとう、守ってくれて」
「それが私の役目です。カイル様を守れずして、守護騎士を名乗れましょうか。ご無事でよかった」
旅の初期にアウレウスに襲われた時のように、エアはその身を挺してカイルを守った。その行動には、一瞬の逡巡も一抹の躊躇いもない。それが当たり前であるかのように、我が身も顧みない。思うより先に体が動くのだと言わんばかりだ。
そしてカイルも、エアを労り気遣い感謝することはあっても、その身を挺した行動を咎めようとはしない。事態を引き起こした自らの行動は省みるが、「守られる者」として彼女の行動を妨げ邪魔することはない。
目の前でシューダエルが牙をむいている状態でありながら、彼は無駄に騒いだりしなかった。エアが躍り込んだのを見るやいなや、すぐさまその場から後ずさって距離を取り、一目散にシューダエルから逃げ出したのだ。
――「守られる者」に最も必要なことは、たとえ情けないとか卑怯だとか言われようと、「守る者」の背に隠れ逃げることだ。
自分を「守る者」がその力を十分に発揮できるよう、まずは自分の身を確保すること。そして安全な場所でその助けを待つこと。―― 「守る者」はその身を賭しても必ず自分の元に助けにやってくる――その絶対の信頼があってこそ、「守る者」は思うままに戦える。
護衛士となる以前からも、その必要性と重要性を我が身に刻んでいるカロシュにとっては、カイルとエアの関係は文句のつけようがないものだ。普段の行動は決して褒められたものではないカイルだが、エアの力量を超える無茶はしていない。常に“エアが守ることが出来る範囲で”我が儘を楽しんでいるのだ。
「カロシュも驚かせてすまなかった。そっちは何事もない?」
「……ああ。狼はもう去ったようだ。だがカイルはともかくエアの手当が必要だが、ここでは無理だ。まずは急いで宿営地に戻ろう。
……ところでそれは連れて行くのか?」
「うん! 初めて触れたよ。これ、翼猫だよね!」
「……ともかく、連れて行くならしっかり抱えておけ。飛んで逃げるぞ」
カイルの胸の中には、翼の生えた真っ黒の猫がいる。どうやらシューダエルはこれを捕食しようとしていたようだ。それをカイルが樹上で見つけ……ということだろう。
咬まれた左足が痛むのか、エアの歩みは滑らかではない。手を貸したカロシュの目に、切り裂かれた短袴から覗く太腿が艶めかしく映る。
森を出て、一頭だけ連れていたカイルの馬にエアを乗せる。エアは固持することなく、素直に従った。カロシュが手綱を取り、馬を引く。カイルはうきうきと、腕の中にいる翼ある猫を抱きしめて小走りについてくる。意外や、それは抵抗することなくカイルの腕に収まっていた。
――「何か」が。
森を後にしようとしたその刹那、カイルの腕の中にいる翼猫の毛がぶわっと逆立つ。と同時に、カロシュも全身が総毛立つような得体の知れない畏怖を感じた。
――森の奥からだ。「何か」が視ている――。
初めてのようで、だがどこか身体が覚えている凄まじい存在感に、振り返ることが出来ない。視られている、そのことを確認すべきでありながら、身体が視線を向けることを拒否するのだ。
本能的な畏怖。カイルはもとよりエアも気づかない。だがカロシュと翼猫のただならぬ様子に違和感を覚えたようだ。
だが、始まった時と同じく唐突に、その気配は消え失せた。ようやく森に目を向けることができたカロシュは、知らず爪が食い込むほどに拳を握りしめていたことに気付く。視線の奥の森からは、既に何も感じ取れるものはない。
「カロシュ……? どうかしましたか?」
怪訝な顔で馬上からエアが声をかける。
だが、あの感覚を、あの畏怖を。感じとっていない者にどう伝えればよいのだろう? 曖昧なままで心配させるまでもない。
それでも森に意識を向けたまま、カロシュは馬を引いて歩き出した。蒼天からの日が眩しい。宿営地まではすぐの道のりだ。エアの傷にも障らないだろう。
「いや……何でもない。さあ急ごう。できればアラムに見つからずに手当を済ませておきたい。説明が面倒だ」
「それもそうですね。カイル様も木の葉まみれですし。――上着の替え、足りるかしら」
あいにく、というべきか、間の悪いことに、というべきか。
三人が宿営地に戻ったちょうどその時に、アラムも戻って来た。明らかに「何かあった」ことが分かる状況に、アラムの目が怪訝そうに眇められ……そして「目だけ笑っていない」にこやかな笑顔で、カロシュを追求し始めたのだった。
エアの傷の手当を手伝いながら――さすがに短袴を脱がせるのは手伝わないが――カロシュは最後の一件を除き、アラムに事の次第を説明する。カイルの樹冠移動にアラムも嘆息したようだが、樹から滑り落ちた際のかすり傷だけで済んだことにほっとしたようだ。
エアの傷は、それなりに深かった。咬まれた左足には牙の痕がしっかりと刻まれていたし、短袴ごと切り裂かれた腿の傷は、縫う必要はないがしばらくは痛むだろう。もしかしたら軽く痕が残るかも知れない。大事をとって、明日の移動は控えた方がいいだろう。
「エアさんの傷もそうですが、今回の件、そして僕の下見の結果を併せてみても、森奥への立ち入りは止めておきましょう。
カロシュ、森の反対側にも狼の痕跡があった。多分、この森を拠点にする群れがいる。シューダエルもいるようだし、この森は退散した方が無難だ」
「そうだな。ただエアのことを考えると、すぐは移動しない方がいい。まだ2、3日はこの宿営地に留まって、カイルには森以外の近場で我慢してもらうか」
「そうだね。幸いハライヴァでいろいろ調達したばかりだし、この宿営地は安全だ。森に近づかなくても、日帰り出来る範囲でまだ色々観られそうだ。
ということでカイルさん。森はいったんお終いです。いいですね?」
希望が叶えなれなかったカイルは残念そうにしていたが、当初の約束を守りこれ以上の森での観察を諦めた。明日は一日休んで、明後日には予定通りハリルードの岩山に連れて行ってやろう。ここからなら1刻もあれば着く。カイルの好きそうな、岩兎の巣でもあればいいのだが。
「ところで……カイルさん。それ、どうするのですか? というよりは……頭、重くないですか?」
話に一区切りついたところで、アラムは先ほどから気になっていたであろうことに言及した。カロシュも同じことを思っていたところだ。
カイルが森から連れてきた翼猫は、なぜか彼の頭に張り付くようにのし掛かっている。翼は畳み、頭と前脚をカイルの頭頂に、後脚を肩に乗せて、優雅に尾を揺らしている。まるで猫型の頭巾を被っているようだ。話題になったことに気付いたのか、猫はその金色の瞳を左右に揺らしニャーンと一声鳴いた。
ノーサには多くの固有動物がいるが、その中でも有名なものが【白獣】と、この翼をもつ猫――【翼猫】だろう。
その名の通り、その背に鷲のような翼をもつ空飛ぶ猫だ。大きさは普通の猫と変わらず、生態も空飛ぶこと以外ほぼ猫と同じだが、気質は犬にも似て飼い慣らすことができる。
愛玩動物として飼うこともあるが、ノーサでは専ら使役獣だ。場所や人を覚え込ませ、通信文を運ぶ伝書獣として用いる。ノーサでは鷹と同様に有用な空の獣として珍重されている。
「重いよ? だけど勝手に乗ってくるのだもの、この子。野生の翼猫ではないって、カロシュが言っているのだけど……」
「ええ。首と両前脚に掛けて背に革帯のようなものが巻かれているでしょう? ……これは体毛と同じ黒なので目立ちませんが。これが通信文などを仕舞う袋で、誰かの使役獣であることの証ですね」
「だから人懐っこいのかな? ずっと離れないのだけど?」
「逆だ。普通、伝書獣の翼猫は他人には慣れない。そう躾られる。伝えるべき通信を他人に渡すわけにはいかないからな。こいつが変なのか、お前が懐かれやすいのか、いずれにせよその状態は普通じゃない」
「それで、さっきカロシュは引っかかれたのだね。そっか、懐かないのか。他にご主人様がいるのか」
だったら返してあげないとね、と幾分残念そうにカイルは頭上の翼猫をなでる。黒い翼猫は気持ちよさそうに尾を振り返す。伝書獣の翼猫が、初対面であろう人間にこれほど懐くのは珍しい。――カイルからは生き物に好かれる何が出ているのだろうか? カイルの頭からなのか?
「飼い主のことを思い出したら、勝手に飛んでいくと思いますよ。基本的に自由な生き物ですから。つないだり閉じ込めたりしなければ、好きにして下さい」
じゃあしばらく一緒にいてくれるかな? と頭から降ろしてカイルが話しかける。翼猫は『いいよ』とでも言うようにニャーンと鳴いて、再びカイルの頭によじ登った。だから、なぜそこに行く? そんなに居心地がいいのか??
頭から降ろしたいカイルと猫との攻防はその後も続き、その間に手当と着替えを終えたエアも戻ってきた。なお、触れようとしたエアには毛を逆立てて威嚇している。カロシュにも同様だ。猫好きだというエアは残念がって羨ましそうにしているが、これが普通だ。カイルがおかしい。
傍目には微笑ましいその光景を眺めながら、カロシュは先ほど森で与えられた畏怖に思いをはせる。
あれはいったい何だったのか――。全くもって見当もつかない。だが感じた存在感は確かであり、魂が震えるような畏怖は思い返すだけで身体を揺らす。しかし、「畏れ」は感じたが「恐れ」ではなかった。
その感覚には、どこか覚えがあるようで――だが思い起こすことを心が拒否するように、カロシュの思考は千々に乱れたまま纏まらなかった。そして――そんなカロシュをどこか訝しげにアラムが視ていることにも気付くことはなかった。
-----[ノーサの動物観察記録]-----
【シューダエル】
体長100cmほどのネコ科の捕食獣。樹上棲。リスやネズミなどの小動物を捕食するが、まれに人を襲うこともある。
<もふもふ度>★★☆
※姿は地球の「ウンピョウ(Neofelis nebulosa)」がモデル。
名称はネコ科動物の祖先にあたる「シューダエルルス(Pseudaelirus)」に由来。
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【ルグイン】
:翼猫。ノーサ固有の動物で、一般的な猫の姿に、鷲のような翼を持つ空飛ぶ猫。知能が高く、性質は犬にも似て飼い慣らすことが出来る。ノーサでは伝書獣として使役する。
<もふもふ度>★★★
※架空の生き物です。生物学・解剖学的には空は飛べないはず。
名称は、絵本『空飛び猫』シリーズの作者、A.ル=グウィンから拝領しました。
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