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小さな返事

 朝から熱が下がらないなと思っていたら双子が生まれていた。

『こんにちはお兄さん。双子なのでだいたい2倍ですが、たまに半分ずつです』

 口を揃えてそんなことを言った双子は熱にうなされるこちらを完全に無視。一通り室内をはいはいで駆け回った挙げ句、ベッドの下に潜り込んでしまった。

『お兄さんはベッドの下にえっちな本ではなくて包丁を持った人を隠してるんですねえ』

 双子はまたもや口を揃えて言ったが、そんなことはどうでもよかった。

 朦朧とした意識の中、うとうとと迫る眠りに落ちていくしかなかった。


 目が覚めたとき双子はもう何処にも居らず、額には包丁が置かれていた。

 包丁の冷たさが気持ち良く、計ると熱は少し下がっていた。

 俺はベッドの下に向かって小さく「ありがとう」と言ってみる。

「トン」と下からベッドを叩く小さな返事があった。

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