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彼女の考え事

 日めくりカレンダーを、1日に何枚までならめくって良いか。

 ここ数日、そんなことばかり考えていた彼女が頭を抱えている。


「……まだ考えてんの?」

「う? いや、それは12枚までで片が付いた」


 どういう経緯でその枚数になったのか非常に気にはなったが、とりあえずは置いといて彼女に尋ねる。


「じゃあ今度は何?」


 思えば彼女はいつも変なことを考えている。

 日めくりの前は何だっけ?

 ああ、「二重人格において、もう1人の人格が主人格と一卵性双生児であるという設定だった場合のシミュレーション」だ。

 大体がこの調子で、正直今彼女が何を考えているのか想像出来ない。


「……うん!」


 と、その時ちょうど、彼女がぽんと手を打った。


「答えが出た。結婚しよう」

「……は?」

「付き合い始めてから今日まで、あらゆる不測の事態を想定してきた。日めくりカレンダーは1日12枚まで許すし、特殊な多重人格者になっても大丈夫だ。他にも……」


 そう言って彼女は今までの不可解な考え事の話をした。

 それはどれも「それでも2人で暮らせるか」という事だった。


「……で、最後に君を愛しているか考えてたんだ」


 そう彼女は笑い、俺は最初にそれを考えてくれ、と思った。

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