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クビキリアイジョウグロテスク

「ねえ××くん。これでもう浮気は出来ないわね」


 だってほら見て。

 そう言って、無邪気な狂気を孕む笑みで彼女が僕に差し出したものは、先日一緒に居るところを彼女に目撃されてしまった相手で、虚ろな瞳で首から下が無かった。


「ね。これなら××くんと××××することも出来ないもの! 勿論、×××することも出来ないようにしてるわ!」


 口は針金で目茶苦茶に縫い合わされていて、その隙間と、気管の切断部分からはコンクリートらしきものが漏れて固まっているのが見えた。


「××くんと××××していいのは私だけだもんね!」


 そう言うと彼女は、「私から××くんを奪おうとした罰よ」とけたけた笑いながら、まるで大根おろしでも作るかのように首をアスファルトへ擦りつけた。

 がりがり、がりがりがりがり、がり、がりがりがり。何度も、何度も何度も何度も、何度も何度も何度も何度も。けたけたけたけたけたけたけたけた。


 そんな彼女を眺めながら、僕はうっとりとしている。

 やはり彼女は、狂気の笑みがとても似合う。


 彼女の、この美しくも狂気的な姿を見たいが為だけに、僕は。

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