刀
久しぶりに新しく、古い文献が見つかったぞ。
ん?新しいのか、古いのか?
自分でややこしく思うな。
ま、いいや。
今回は刀か。
刀にしちゃ、でかい割に反りがあまり無いな。
どっちかつうと剣に近い気がする。
それもゲームとかである様な、実用性が見出せない、よくわからんデザイン性のあの系統。
翻訳した結果、どうやら慣性を消し、もう一度作動した時に、その消した慣性を増幅さして発生、本体の刀に上乗せする、と。
グロ。
ま、いいや。
取り敢えず使おう。
周りに人は居ないな。
よし。
取り敢えず下段で構えて、作動しよう。
スイッチは……、これか。
ポチッとな。
どわあああああ!
ちょちょちょ、ストップ!
えへぇ!
みぎゃ!
…………ここどこ?
ふー、取り敢えず何が起こったんだ?
んーと、まず作動したら後ろに思い切り吹っ飛ばされたんだよな。
……あー、地球の慣性か。
にしても速かったな、吹っ飛ぶ速度。
…………あー、銀河とかの方もか。
そら速いわな。
一瞬で土星ぐらいまで行った気がしたよ。
よし、それじゃ次。
えっと、もう一度作動したら、超高速回転しながら地球の隣の隣の国に落ちたんだよな。
これも慣性だな。全部慣性だな。
作用反作用の法則で地球に向かって進んで、慣性で超高速回転をして、隣の隣の国に落ちたのは、地球が自転と公転してるから、と。
おかげでミンチになりました。
不老不死だから死にはしないけどさ。
結論として、屋内で使ったら敵なし。
ただし、超頑丈な人が超頑丈な屋内で使った場合のみ。
それ以外は木っ端微塵。
あれですよ、あれ。
降りてきたんです、頭に。
似せてなんかいませんとも。
さて、実際にあれを使ったら、多分これみたいには、
なりません。
なぜなら、地球や銀河に発生している重力やら遠心力は、恒常的に発生しているからです。
つまり、慣性関係なしに効くのです。
ですので、宇宙にほっぽり出される事は無いと思います。
しかし、慣性は働いています。例外はありません。
何が言いたいかと言うと、この武器の効果としては、何百トンどころではなく、恐らく、原爆に勝るとも劣らない威力を誇るのでは?と、思うのです。
こんな、武器。
最強過ぎでしょ。