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箱庭のおもちゃ達

モカが二人のもとへ走ってきた

そして、サトルの胸で泣いた

涙の理由は聞くまでも無い

目の前で一度助けた人間が大勢殺されたのだから

サトルは冷静であった

モカの号泣がおさまり、一行は旅を再会した

モカとイブキ、二人の目には覚悟が宿っていた


大きめのリヤカーに食料を詰め込み、モカとイブキの二人を乗せ走る

「そういえばあのエンジェル、なんで人殺すだけで強くなったんですかね」

「そりゃあ、エンジェルっつうもんは罪を重ねると強くなるからな、たくさん殺せばその分強くなる」

「ふうん、そうなんすか」



大きな針葉樹林を抜けた先に、街があった、街は巨大なバリアのような物で覆われていた

「なんなんすかあれ、ていうかこれたまに見かけるクソでけえ建物じゃないっすか、一体なんですかこk」

「創造者、お前らのように、特殊な実を食べ力を手に入れた者達、そいつらは少なからず存在する、コイツは、世界が崩壊する前にとある創造者が守った場だ、そしてそいつはこの場所に組織を創り、エンジェルの力を借りずとも、安全を確保している」

「なるほど」

「まあ細かい事は後で話す、とりあえずついて来い」

三人は内側に入った


二人は見たことの無い物しかない故に多少困惑していた、だが今ここで好奇心だけで動けば恥をかくことはわかっていた

三人は街の中心にある大きな建物に入った

サトルが誰かと話しをつけ、二人のもとに戻ってきた

「単刀直入に言う、お前らには、さっき言った組織に入ってもらう」

「え?、ちょま聞いてないですよ、何で先に言ってくれなかったんですか」

「話すと長くなるからな、着いてから言おうと思っていた」

「とりあえず、はやく説明してくださいよ」

「わかった、まず組織の概要から始めよう、組織の名はエマ、エンジェルとデビルにより崩壊する世界である男が能力を使いここら周辺を囲み守り抜いた、そいつは世界復興の目的のもと組織を立ち上げ今に至る、俺らの仕事は、エンジェル、デビルの根絶と外界の創造者のスカウト、お前らはそれに選ばれたというわけだ」

「なるほど、まあ、食っていけるんだったら入ってやるぜ、モカも入るよな」

「私は、サトルさんと一緒なら何処へでも」

「いや、未成年はまず組織付属の訓練校に編入してからじゃないと正式に参加することはできない」

「そんな!」

「じゃ、ここでお別れっすね」

「ぐぬぬ、解せぬ」

「二人ともありがとう、ウチはいつも人手不足だから助かる、そんじゃ、イブキは三日後俺と一緒に任務な」

「え?!、いきなりっすね」

「お前の強さを買ってもらってのことだ、誇りに思えよ」

「はい・・・がんばります」



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