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人類最強の二度目の人生〜やっぱり俺が一番!〜  作者: 霊元
第参章 魔法学校ニテ
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08話 試験に備える


「え〜っと……ここか。」


ラインは店の前に立ち、宝石を改めて凝視した。


“しっかし、そこまで価値があるようには見えないが……。形が綺麗だからか……?どちらにせよ、オーガの宝石にはそこまでの価値があるとは思えない。臭いし……”


店の中に入ると、がたいの良い人達でいっぱいだった。


「僕、ここで何してるの?」


若い女性の人がラインに話しかけた。


「あ、宝石を売りたいんですけど」


「宝石ね。ちょっと見せてくれる?」


「はい。」


ラインはその若い女性に宝石を手渡した。


「え、これって。」


「?」


若い女性はとても驚いて、目を泳がせながら言った。


「これって、オーガの宝石?」


「はい。そうです。ここに来る途中に力試し程度に闘って、結構苦戦してしまいましたが。」


「あわ、あわわわわわわ!!た、大変で〜す!店長!店長!!」


若い女性は宝石を片手にどこかへ走って行ってしまった。


「ちょ、ちょっと…!!」


“どっか行っちゃったよ……そんなに珍しいのか…?”


「え〜っと、あなたが例の少年かい?」


今度は50歳くらいのおじさんが出てきた。


「例のと言うと……?宝石の件ですか?」


「そうだ!あれはとても価値のある宝石なんだよ。とてもこの店の全財産でも足りないが、頼む!!今、払えるだけの分は払う!足りない分はちゃんと後で払う!だから、この宝石を売ってくれ!」


「わ、分かりました。売ります売ります!」


「ほ、本当ですか?!やったー!」


おじいさんは、まるで子供のようにはしゃいでいた。


*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*


「うへぇ〜……」


ラインは袋いっぱいお金を貰った。


「こんなにいらないんだけどなぁ。まぁ嬉しいけどね!」


「あ、ライン!!」


ナナがラインに向かって、手を振りながら走って来た


「オーガの宝石ってのはこんなにも価値ある物なんだな。」


「ん〜。これじゃ足りないくらいだと思う笑」


「まじか」


“前世だったら銀貨1枚程度だったのに、今は金貨何百枚って数あるぞ。よし!これで特待生になれなくても、学費は払えるようになった。嬉しい想定外だったな。”


「助けてもらったお礼に、この金で剣を買ってやるよ。」


「本当?ありがとう!」


ラインは店で一番高く、使いやすい剣を買った


「試験は明日だよな。近くの旅館にでも泊まって、明日に備えよう。」


「うん!」


*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*


“とうとう明日か。どんな人達がいるかな〜。そもそも受かるかなぁ。前世と同じ難易度なら高確率で落ちるな。それに俺の水晶の色は『赤』。本当は良いのだが、この時代の人たちは無能色だと言って、試験では−50。油断は出来ない!”


前世のラインは、5年の準備をしてギリギリ合格したのだ。


“取り敢えず寝よう。今日は疲れた”


_____________________

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