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人類最強の二度目の人生〜やっぱり俺が一番!〜  作者: 霊元
第参章 魔法学校ニテ
11/16

10話 筆記試験!


「ふぅ……なんとか着いたな。」


この学校は本当にバカ広いので、よく迷子になる人が出てくる。


“俺の席は……ここだな!”


ラインの席は、右から4列目の前から5番目の席だった。


“緊張するなぁ……手に汗握るぜ!”


*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*


バン!と、ドアを勢い良く開く音が部屋中に鳴り響いた。


「よ〜し!それじゃあこれからテスト用紙配るからな。始めの合図があるまで開いたりするなよ。」


いかつい顔つきのおっさんが試験監督のようだ。


テストの問題用紙と解答用紙が、丁寧に配られていく


「全員に行き渡ったな。それじゃあよ〜い!始め!」


紙をめくる音が部屋中を響かせた。


“え〜っと……大問は5つか。各大問20点満点なのか。取り敢えず、俺はここで満点を取らなくちゃいけない。”


「うっ!あぅぅう!」


ラインは激しい頭痛に襲われた。


“痛い!!そして、痛みと一緒に前世の記憶が『全て』流れ込んでくる!!”


「うぐっ!!はぁ!はぁ。はぁ……」


“普通に痛かった…!でも…!”


ラインは物凄いスピードで、解答を書いていく。


“前世の俺の勉強が効いてるな。全て分かるぞ!”


*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*


「それじゃあ止め!」


“やっと終わった〜!これなら満点は取れるな。”


試験監督が、一人一人の解答用紙を集めていく。


ラインの解答用紙をちらりと見て、少し動揺していた。


俺は試験監督と目が合った。試験監督は、苦笑いをして、前の人の解答用紙を集めていった。


「?」


“どうしたんだろうか。名前でも書き忘れたか?”


「よし!筆記試験はおしまいだ!次は実技テストだ。15分後に始まるからな!しっかり準備しとけよ。」


“実技テストでも9割以上を取らないと、合格は出来ないだろうな。”


ラインは気を引き締め、次の試験会場へ向かった。


______________________

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