中途半端に需要はない
意外と読んでくださってる人が多くてびっくり!!
ありがとうございます!!
3人ぐらいしか読んでないと思ってました!!
さて、ジル達は無事彼女ができるのでしょうかね!!
※この小説はライトよりライトです。ご注意ください。
ドーラに返事を返した後、各々4人は1週間休暇を取ったため、鈍った身体を慣らしにそれぞれの師匠の元に赴いた。
鬼の都にはそれはそれは強い鬼が多く住んでいる。
目をつけられた時のことを考えて、ちょっとくらい強くならないと。
ただでさえ、半人前なのだから。
「おぉ、久しぶりだな。どうした?」
「カレン師匠、こんにちは。ちょっと稽古つけてもらいたくて来ました」
「うん? そろそろ殺人術覚える気になったか?」
「覚えないんじゃなくて覚えられないんですよ。センスなくてごめんなさいね」
「どうしたものか」
ジルはカレン師匠に鬼の都へ行く事情を説明した。
「ふむふむ、なるほどなるほど。愛する彼女のために数々の試練を乗り越えたいと」
「一言もそんなこと言ってないです師匠」
「しょうがないなぁ。可愛い弟子のためには仕方ない」
カレン師匠の瞳孔が開いた。
ガンギマリしないで。怖い。
「お手柔らかに————」
6時間後……。
「いい加減、人の身体に殺人術をポンポンポンポンぶち込まないでください! 死にますよ! 俺が!」
「良い加減だろ? 私くらいになると殺人術を使っても相手を殺さないで済ませられる。だから私は君を買っているのだよ」
「俺は殺人術が不完全のまま変な癖がついちゃっただけですよ」
本当に情けない。
他の盗賊は既に殺人術をマスターしているのに、未だに殺せてない。
そして、成功している盗賊に限ってイケメンだ。
本当に、神様くたばれ。
「ありがとうございました」
「こらこら何帰ろうとしてる。世間話でもしようや」
「いや、俺稽古に来ただけなので」
カレン師匠は深~い、とても深~い溜息を吐いた。
「君。だからモテないのよ」
「世間話くらいでモテたら世界はとっくに平和になってますよ」
「まずその視線から直しなさいよ」
「視線?」
カレン師匠はジルの目線をなぞった。
ジルは完全にカレン師匠の豊満な胸を見ている。
いや、ガン見している。ガンギマリである。
稽古中もずっとである。
だからこそカレン師匠はジルは特別だという。
よくもそんなガン見して、攻撃の殆どをかわせるな! と。
「いい? 一歩外に出たら戦場。いつ死ぬかわからない状況でふざけない。わかった?」
「はい!」
「おっぱい見ながら返事しない!」
カレン師匠のビンタは、なんか、心地よき……。
カレン師匠の詳細な描写は省きました!
なので読者の想像に任せます!
スピード感を重視しているので、小説っぽさはないですが、読者を楽しませられるよう毎日投稿します!
ではまた次回!!