童貞の性
言い忘れてました。これフィクションです。危ない危ない。経験談と思われるところだった。ふぅ。
共感より面白さを重視しています。童貞の性……パワーワードだな……
ニックネーム:ドーラ
年齢:120歳
血液型:O型
兄弟姉妹:一人っ子
話せる言語:鬼語、人語
居住地:鬼の都
出身:鬼の都
職種:妖術使い
身長:150cm
体型:普通
結婚歴:なし
子供の有無:無
ドーラという鬼族の女の写真を見た。写真は2枚。一つ目が薄ピンクの角と銀の髪で顔は映ってはいなかった。
そして、もう1枚の方が……。
「デカパイじゃん!!」カキが興奮気味にワザとらしく息を荒げている。
「妥協でも得るものはあったな!」ジルの肩を力強く叩くアッキ。
「良かったなジル。お前のドストライクじゃん!」笑顔のタナカ。
こいつら女をおっぱいだけで決めてると思ってやがる。
「待て待て、俺は内面を重視してんだ。ワンナイトじゃなくて長い付き合いを大事に————」
「何あの爆乳!?」
「どこどこどこどこ?」
アッキの驚いた声にすかさず反応するジル。
「そういうとこやぞ」
くっ、この嘘つき!!
ドーラのプロフィールにはやれスイーツがどうだか、映画がどうだか、色々と書いてあった。
ひとまずジルは、返信することにした。
どうせ他の人にも同じ内容で送っているのだろう。
その人が自分より顔が良く、性格が良ければその人とメッセージを続けるだろう。
だが、もしその人が『ここからだして』のメッセージに気付いてなかったら?
ドーラという女性が何らかの理由で助けを求められないのだとしたら?
空振りでもいい。
「だたの良い人に成り下がろう」
お助けいりますか?
ジルはメッセージを送った。
速攻で返信がきた。
なんだこの女。スマホ依存か?
三日後に会えますか?
なるほど。
「鬼の里出身のアッキさーん。ここから鬼の都までどのくらいかかる?」
「2日」
「じゃ行くか鬼の都」
「本気か? 知らない女のために」タナカが問う。
「自分のためだよ。自分のことしか考えてないよ。だから俺は……」
「童貞なんだ」アッキが言葉を付け足した。
ほんとそれな。
了解です。
とドーラに返事をした。
読んで下さりありがとうございます。
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では、また次回!!