面倒な依頼 2
回想っぽいものが長いかもしれませんが、作者の文章力不足です!
すいません!
唐突だが俺の身の上話をしよう。
この世界には大きく分けて4の国またはそれに匹敵する都市がある。
まず1つ目が俺が居を構える[王都リシュード]、この国はまぁ、いうなれば身を比較的隠しやすい場所、要するに見栄えばかり気にして俺のいるような場所には手が回りきっていないちゅうわけだ。
そんで、二つ目は聖職者の聖地と名高い[神皇国メザリアス]ちなみに、メザリってのが全能神の名前な。
三つ目の[帝国グラトリエ]は4つの中で一番領土が広い、んでもってとんでもない弱肉強食主義のお国様。
んで、最後が今回の依頼の舞台[自由都市カプリナ]、ここは説明するまでもなく名前の通り決まった代表者がいない自由な都市、まともに住むならどこっていわれりゃぁここが一番だな。
まぁ、俺は色々あってなるべく!行きたくない場所なんだがな。
んで、ここまでがグリスト様の「簡単!これで君もあの魔法学園に入学できちゃう社会科の授業!」だったわけだ。
、、、、おふざけは程々にして、なぜこれが俺の身の上話かというと、戦争に関係してくるからだ。
この世界の住人は戦争が好きなようでこれまで記録に残っているだけでも5回は戦争をしている。
理由は毎回違うが、最初の2回以外は人間の私利私欲の混じった不純なものだ。
今は5年前まで行われていた戦争の後処理で均衡保たれている。
俺はその5年前の戦争に参加していたそれも最前線の消耗品傭兵として。
参加し始めたのが9歳の時、そして戦争終了が11歳の時だった。
なんで俺みたいなガキが当時の戦争を生き残れたかというと、俺の潜在能力とそれを引き出してくれた人のおかげなんだがそれは置いといて、俺は戦争の副産物としてちょいと魔法を使うときに手放せなくなっちまった物がある。
今回はそれのせいでいま困っているわけなんだが。
「はぁぁぁ、どうすんだよもうねぇじゃんかよ」
あの夜の依頼からちょうど次の日俺の元にはモーリスから荷物が送られてきていた。
『やぁ、親愛なる我が友グリスト、君には早く行ってもらいたくて早速荷物を送らせてもらったよ。
君なら異次元魔法で自由都市までの時間を省けるだろうだからこれが届いたら早速行ってほしい。
PS君の所へもしも、万が一届くのが遅れたなら死人が出るかもなぁ』
こんな手紙付きで
「まいったな、嘘は付くなってことか」
そういや、この荷物届けに来たやつ必死こいて『お願いします!』とか言ってたもんなぁ
なんかかわいそうになってきたわ、あいつ
顔覚えてないけど
「んでもぁ、俺自身のアレが届かないからな」
ぼやいた瞬間だった。
ドアをたたく音が聞こえたと思ったらお願いしますのあいつが、涙目で俺の荷物を俺の手に渡して消えていった。
もちろんお願いしますを叫びながら。
モーリスの野郎何をあいつに言ったんだ。
でもまぁ、これで必要なものが揃った。
そう、俺になければいけない必要な[魔薬]が