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UnLimited KNights   作者: 刹那翼
Prologue
3/45

陰謀と予言

 時は満ちた。

 この醜く腐り切った世界を消去する時が、新たなる世界を創生する時が。

 人間は争いを止められず、憎しみを消す事は出来ない。

 ならば、世界を消してしまうのが相応ふさわしい。

 全ては、三ヶ月後の満月の夜に、願いは達成されるであろう。

 それまでに予言に選ばれた英雄達じゃまものを排除しなければな。




 此処ここは荒廃した世界。民衆の記憶から消された約百年の暗黒の時間を経て、世界はようやく落ち着きを取り戻した頃、また世界には絶望が訪れてしまった。

 だが、それと同時に、世界に一縷いちるの希望が生まれる。それは一つの予言だった。誰が唱え、何処から来た予言か知る者は誰一人として居ない。しかし、それはこの時代を生きる人にとって、勇気であり、生きる為の光であった。




 此の世界が数多あまたの国に分断されし時、各地の暗黒の時代を生き抜いた猛者もさが各地の特色を活かし、各々の国を治めるだろう。その中で一つの国が世界の覇権を握り、世界支配という一つの権威を我が物にしようとする。劣る国はその国を嫉妬するに至るまでもなく隷従する。畢竟ひっきょう、世界は擬似的に統率される。

 その混沌の中に四人の英雄が立ち上がる。唯一無二の統率力を持つ英雄。剣技にいて無敗の英雄。乗馬に長け、特別な魔法を扱う英雄。如何いかなる物でも撃ち抜く射撃の英雄。

 各地の長と協力し、屈強な反抗勢力を確かな物とする。四人の勇者は、協心戮力きょうしんりくりょくし、その儚い命を落としながらも、世界を混沌から平和へ導く救いの手を差し伸べるであろう。

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