『孤独の王子様』
(さて、皆様だいぶご無沙汰をしております。黒でございます。覚えてないとおっしゃられる方は申し訳御座いませんが…最初から読んで頂く事をオススメいたします。)
実は少々困った事が起こりまして…
時は遡り…
主人公の彼女が入学式を上げる少し前のことでございます。
我らが主馬鹿…コホン
失礼しました。
われらが主神がなのですがいつものように店を空け閉店になり閉めた時に事故が発生しまして、
何をおもったのか、麻奈嬢に会いに行くといい。麻奈嬢と同じ年なら怪しまれないと変身したのは良いのですが…酒臭い子供は合わせるのは色々面倒だと、相猫の白と一緒に神の暴動を抑えていたのですが。
とうとう、我慢なら無かった白が近場にあったビール瓶で殴ってしまい…神を記憶喪失にしてしまったのです。
(黒さん脚が痺れて、地面と一体化しそうです。)正座の上に重たいコンクリートが白の上に置かれている。
おや?問題を起こした当事者から発言を許してもないのに何か言っていますね。あと、三時間増やしますよ?
(黒本当に悪かったよ。ボクもついカッとなってしまい…モウシワケアリマセンデシタ。)
白が弁解をすればするほど黒の笑顔が怖くなっていく。
「お前たち、何を言い争っているんだ?それより、僕の事誰かわからないかな?何一つ思い出せないだけど。」
はぁーこうなれば仕方ありません。
近時かお金もたまり事業を始めようと言ってましたが作戦変更です。
本当はルール違反ですが主が、こうなれば仕方ありません。
少し物語をいじる事になりますが、一石二鳥でしょう。
(白いつまで、床と仲良くしているんでしか?仕事してくださいね。)
(いゃいゃ、黒大分理不尽だろ!!まぁ、良いけどね…悪いのボクだし)
(謝罪の言葉は目をみて言ってくださいね)ニッコリ
(これは、本気で怒らせてはいけないタイプの猫種だ!!)
そして、色々あり今主は『孤独の王子様』として、この物語の一員になったのです。
彼の一族を洗脳…元物語を少し弄らせて頂きました。ちょうど事業をNo.1の社長がある人間の目論みにより、夫婦ともども亡くなり洗脳しやすかったですね。
主も、記憶喪失なので大まかな生い立ちを説明し『孤独の王子様』の完成です。
頭の良さは変わらないとのことで少し白がムカついていましたが、以前より落ち着かれた性格になり私としては大変有り難いです。
チリン…チリ~ン・チリ~ン
おや、主がお呼びですね。
彼もいまでは立派な経営者です。
多少独裁者すぎますが、そこは我々執事の二人が支えていこうと思います。
これで皆様には我々の大変さが少しは伝わったでしょうか?
では、本日は長々と私事を申しまして申し訳御座いませんでした。
「黒白をみなかったかい?仕事を頼みたかったんだけど…」
「坊ちゃま。白は只今前日坊ちゃまにチェスで負けて秘境の大変珍しい茶葉を摘みに行ってる最中でございます。」
「あぁ、そうだけ?じゃ黒キミに悪いんだけど新しい人事の張り紙と告知お願いして良いかな?」
「おゃ?またクビを切られるのですか?」
「使えないお荷物など、不要だ。」
「畏まりました。しかし足を救われないようお気をつけくださいませ。」
「ふん。それくらいわかっているさ。誰よりもな!!」
「さようで、ございましたね。では、行って参ります。」
ほら、元主。現坊ちゃまは疑いもしない。
当分、暇にはならないでしょう。
たまには良いでしょう。たまにはね。