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帝王学講座と嵯峨家の歴史

お待たせしております。

今回は前回の予告していました。おじい様の帝王学講座です。

しかし…脱線して嵯峨家の歴史が長文となってしまいました(汗)


読まなくても物語に変動はないはず…です



帝王学ていおうがくとは、王家や伝統ある家系・家柄などの特別な地位の跡継ぎに対する、幼少時から家督を継承するまでの特別教育を指す。学と名はついているが明確な定義のある学問ではなく、一般人における教育には該当しない。


狭義の帝王学は、生まれたときから帝王の座につく運命にある者の教育をいう。


「まあ王座なんて言っているがどう人に上に立つ人間になるかっていう話だな。麻奈ここのでは判ったか?」


「はい。おじい様。我が家は一般家庭ではなくまた人に上に立つために、必要なことを教わると言う事ですね。」


「さすが。麻奈だなよくわかってら~。」

(ほんと、ゆかりなんてこんな話したらものも3秒で居眠りしやがったが…麻奈は大人の会話にも十分ついていけるし。理解力も半端ねぇ。)


なんとなく理解はできるけど…正直理屈ぽい話は苦手…。

こんにちはみなさん。

今回か予告していたおじい様との帝王学講座をしています。


そして講座も中盤を迎えたころ急におじい様が嵯峨家に歴史を話だしました。


我嵯峨家の原点にはなしです。

もともと嵯峨家は商いを中心に活動していき、その働きが認められ貴族になりました。

しかし、位の高い貴族たちは成り上がりの主を良く思ってはいませんでした。

成金風情が…!!などの冒涜ぼうとくは日常茶飯事でしった。

しかし、そこは商い根性?何も言われてもニコニコ顔の主人。

貴族に望んでなったわけではありませんでしたが…働きを認めらてた商号として

頂いたものでした。

貴族になれば参加しなければいけない物など沢山あり、そこで色々なパイプも作れたので嵯峨家はさらに大きくなりました。


しかし、それを良く思っていないものも沢山おり嫌がらせにお店にきては滅茶苦茶にしていきました。

でも主人はニコニコしたまま「気はすみはりましたか?ではお帰りはあちらです。」と帰していくだけだった。

そんな反応をみた良心を、まだ持っていたものは毒気を取られ嫌がらせはなくなっていった。


でも、貴族の中心になっていた華族たちはその反応をみて苛立ちを募らせていった。


「たかが成金風情が…調子に乗りおって。」

華族たちは下々に命令を出した。

嵯峨家に今後一切立ち入り禁止!のお触れを出したのだ。

破った者は酷いし打つがまっていた。


客が来なくなった嵯峨家だが一日も休まず店を開けていた。

「こんな可愛いこらが、お客さん待ってるのにしまったままなんて可哀想すぎるわ。」これがいつも店主の口癖だった。


もともと成り上がり。

お金は困らないくらいありお客が来なくても大した痛手ではなかった。

奉公人が減ることもなく。


月日が経ち、お触れの効果が薄れだした頃。

花魁や茶屋娘達に小物が人気を呼びそのおかげでまた客の入りが元どうりになり

いつもの嵯峨やに戻っていった。

(花魁や茶屋娘達にはあまりお触れの効果は無かった。)


そして、繁盛する嵯峨やをみた華族たちはとうとうある事件を起こす。


嵯峨家が裏家業を取り締まる一歩になった事件だった。


奉公に来ていた娘を攫い・穢し・殺して見世物にしたのだった。

(華族たちはこれを見て大人しくしろという意味で多くの人間が通る場に

わざわざ娘を放置していたのだ。)


これを見た主は…いつもニコニコ顔から般若の顔に変ったのだった。


いくら警察に華族たちを取り締まってくてと主が懇願しても、

聞き入れはしなかった。警察も華族の息が係っていたのだ。



それをしった主は……


娘を店に連れて帰り、娘に深く詫びた。

娘を手厚く葬ってやった。大名が行うような盛大なお葬式だったという。


それから、毎日開いていた嵯峨やは次の日から店は開かなかった。

町に人々は店の皆で喪に伏せているんだろうとおもっていた。

また、49日過ぎれば元どうりとは行かずとも主のニコニコ顔が見れるとみなおもっていた。


しかし、49日を過ぎても店は開かず。いつの間にやら嵯峨やの看板も外され、

人っこ1人いなかった。

嵯峨やはこの日を境に表からいなくなったのだ。


49日の間主は奉公人に新しい働き口を紹介したり、故郷に帰してやるため暇をだしたり忙しく過ごしていた。笑顔をなくして。


そして娘の49日を過ぎた後とうとう主は動きだしたのです。


以前桜会櫻さくらろという貴族を集めた花見で嵯峨家は安倍家と意気投合し

親密な仲になっていったのだ。


そのつてで華族がこれまで散々やってきた証拠を押さえ…言い逃れできない状況を

作ったが…聞き入れずとうとう主は自らの手を汚して体裁を加えたのだった。


「警察も何もかもあてにはなりません。ならば私がこの町を人々を裏から守りましょう。」


そう言いた主は、嵯峨家として新たに裏の顔として君臨していったのだった。




「これが…大まかな我が家の歴史じゃ…麻奈よ。聴いてどうじゃ?

なにか得たか?」


「ええ。まさか我が家がもともとは表もしかも商いをしていたなってビックリしました。」


「そうじゃな。曾々祖母様ひひばあさんの時代だがな~。小物や反物を扱って女子たちに人気になったみたいじゃ。」


「え…。いまの話の主って…女性なの?」


「そうじゃ。じゃから昔っから嵯峨家の女には頭があがらん!!わっはははは!!」


(そうだったんだ。知らなかったな…あっ。)

「お前さん…ずいぶん勝手なことおいいじゃないか?ちぃと躾けがしつようかね~ぇ?」

「え。婆さん…いつのまに…」


「麻奈を迎えに来たのですが…クスクス・・・麻奈。ゆかりが訓練場で待っています。あとでコレをしつけたら…行きますから。先においきなさい。」

笑顔から…般若顔になったおばあ様を見て私は後ろを振り向かわずはは様が待つ

訓練場に足を急いだ。

決して…悲鳴が聞こえるがふりむいてはいけない。


「クスクス…上出来です麻奈。」





しかし、嵯峨家当初になるかな?

女性とは思わなかったな~。


娘さんは可哀想だったけど・・・こんなに皆に覚えていてもらって幸せだろうな~。


私は、1人にも覚えてもらってないから・・・


ああ、この子が羨ましい。

私の価値観っておかしいかな?


ああ、無性にはは様に会いたい。

私は一人じゃないって思いたい。




こうして麻奈は自分の価値観に疑問を持ちながら、ははが待つ訓練場に

向かっていった。



ここまで読んでいただきありがとうございます。


長文お疲れさでした。


次回は、麻奈と安倍龍聖くん(あべりゅうせい)のお話です。

仲良くなっていくお話になるはず。

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