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-1章 終わりの始まり

初めての連載です。

どこまでやれるかわかりませんが、頑張ります。

今日もいつものように仕事が終わり帰宅しパソコンを起動する。


皆さん初めまして。

私の名前は『乾 桜 (いぬいさくら)』です。


いつも、定員さんにフルネームでサインをって言われてかくのですが…大概の方が、下の名前も…っといわれます。

酷い方だと、ふざけないでください。と言われる始末…。

そんな私は、保険会社で働く地味なOL25歳独身(彼氏募集中)です。

あっ、勢いに任せて年齢まで暴露(ばくろ)してしまいました。

み、皆さん内緒ですからね!!


さて、そんな私の趣味はというと…夢小説を書く事です。あぁ、マイパソちゃんがお目覚めです。


あれ?誰からかメールが、来てるみたいですね。

もしかしたら、今朝更新した夢小説の感想でしょうか?では、早速読ませていただいて更新いたしましょう。


♢♢♢


~親愛なるキャット様~

(あっちなみにキャットとは私のハンドルネームです。)


キャット様の夢小説いつも、楽しく読ませて頂いております。


つきましては、私もサイトを立ち上げましたので宜しければご観覧(かんらん)くださいませ。


               ハク


♢♢♢


……何ともいうか、随分丁寧なメールですね。

白さんですか?始めて見るお名前ですが、どんなサイトか気になります。


えぇっと…URLをクリック!!

載せられていたURLをクリックしたとたん、画面が真っ黒に!!


はっ!しまった!!!ウイルスだった!?

と思ったのもつかの間、パソコンだけではなく、今自分がいる部屋すべてが黒…否闇に包まれていた。


え?なっ、何でこんなに暗いの?

停電!?じょじょに目が慣れてきた。しかし、さっきまで在ったはずのパソコンが見当たらない。

否、私の目にはさっきまでいたはずの部屋すら見当たらなかった。

闇の中には椅子に座ったままの状態の私だけだった。急な出来事に唖然とする私。何分ほど経っただろう?

暗闇の中から一匹の白い猫が私の前にあらわれた。


「初めまして。世界に忘れられし少女。

ボクの名は、ハク」と綺麗にお座りした猫はペコリと頭を下げた。


「あっ、ハジメマシテ…サクラです。」今にも消えそうな小さな声で名前だけの自己紹介をする私。そりゃあそうだ。メールを、開けたら目の前が暗闇になるし、猫は喋るし…ん?猫が喋る?


「今、猫が喋ったー!!」っびっくりしていると。


「えっ。今更!?しかもびっくりする所沢山アルだろ?」と的確なツッコミをもらう私。


確かにそうだ、部屋は暗闇に替わるし猫は喋るし。

うーん不・思・議☆


「いゃいゃ、もっと不思議に思うことあるでしょ?」と、またもやツッコミ一丁頂きましたー!!


「だからラーメン一丁!!みたいなノリでボクのツッコミ無視するの辞めてもらっていいかな?」


「あれ?白猫なはずなのに、謎のブラックオーラがみます・・・」


「さぁ、そんな漫才は良いから話進めるよ。

     …世界に忘れられし少女。」


「あの、さっきから世界に忘れられ少女とおっしゃってますが私成人してますょ?」


「…少女の部分だけ抜き取ったね…大事な部分抜けてるよ君。まぁ良いゃ、君にわかりやすく言うとボクは神なんだけど…さ…」


「え…?今さらっと凄いこと言いませんでしたか?」


「えっそうかい?」


「そうですよ!!私あなたの事名前くらいしかしりませんし。」


「しりたい事があるなら、自分から話すのが筋じゃないかい?」


「うっ、確かにそうですがあなたが神だと言うなら私の事くらいわかるんじゃないですか?」


「はぁー。君バカだね。ボクはココの地区担当者じゃないんだょ?そもそも、ボクがそんなランクの低い神に見えるかい!?」また、謎の黒いオーラが見えてます。


「え?神様にランクの低い高いがあるんですか?」


「うん、ボクは上から二番目に偉い神だょ。そこで、世界の物語を見守り・紡いでいるかを確認する大事な作業なんだ。」

(へー。大変そうなお仕事ですね。)と私が感心していると……。

「じゃ‥君がしりたかった事も分かったことだしサクサク話進めるよ~。」



「あっ……ハイ。」なんだか置いて行かれてるカンがありますが…また邪魔したらあのオーラが出てくるかもしれません。ここは大人しくしないと……。


「(フッ、なかなか空気は読めるみたいだね。ニヤ…)実は、ボクの上司…一番エラい神様何だけど。カレがね、いっつも寝そべりながら、世界の物語を書いてるんだけどね。」


「えっ?寝そべりながら、私たちの人生(物語)書かれているんですか!?」


「そうなんだ。何回ボクが注意しても聞いてくれなくてね~。」

(ああ、心中お察しします。)


「しかも、あのバカ神寝そべるながら仕事していたせいで、ある地味OL25歳の物語り(人生)が今日までしか書かれていないことの今日わかってんね…。」

(えらい神様を、ば…バカっていった!!)


「しかもあのバカ…もう書く物語がない!!って置手紙一枚で姿暗スガタクラましやがって!!!!」

(大変お怒りですぅーー。)


「ん…?地味OL25歳…はっはは。まさか…そのOLって…まさかね。」


「そう、まさしく。他の誰でもない君の事なんだよ。」


「えェーーー。そんな、物語が書かれてなかったら…どうなるんですか?」


「………………自然消滅だ。」


「し…自然消滅ですか?うそ…うそですよね?またまた白さん(ハク)ったら、さすがにおバカな私でも騙されませんよ!!」


「ごめんよ。ドッキリや嘘でもない。真実なんだ。」


「そんな…ぁ。嘘じゃないなんて……あんまりです。彼氏は一度もできたことないし。

そ、それにもうすぐ私の親友の結婚式があるんです。出し物だって一生懸命考えて練習も沢山して…。それこそ、ドッキリも仕掛けようって思って…あの子の笑顔が見たいだけなのに…」


「残念だけど…君はその子の結婚式にも、まして今生きてきた世界にも君の居場所はもう無いんだ。」


「…自然消滅ですか?」


「そう。世界では、すでに君が居たことさえ消えて跡形も残ってないだろう。」


(そんな……)

「まさか、母も…父も…みんな私のこと…」


「おそらく、君自身を産んだことも愛したことも忘れてキレイに消えているだろうね。」

(あんまりです。私何か神様に嫌われることしましたか?両親にも友人たちにさえ覚えてもらえないなんて……あんまりです。ふぅ…うううう我慢していた涙が止まりません。)


「本当にすまない。謝っても償え(ツグ)ない残酷なことを言っているのも分かる。」


「いえ…。ぅう…ハクわ、悪くありません。悪いのは…一番偉いという神様。

いえ…バカ神です!!」


「えっ、まぁそうなんだが…。」


ハクあなたにお願いがおります。」


「何かな?元の世界には戻せてあげれないよ?」


「大丈夫です。判っています…ハクあのバカ神をもし見つけられたその時には…一発殴らせてください。」(ニコッ)


(すごいな…。彼女は…自然消滅と聞いてさっきまで泣いていたのに、今では神を殴らせて欲しいと笑顔を見せている。)


「は、白?やっぱり…むり…」


「ん?あぁごめんよ。否一発と言わず好きなだけあのバカ神を殴るといいよ。」


「ハイ!!!ありがとうございます。それで…私は今後どうなるのでしょうか?」


「うん。それなんだけどね。あの…バカ神が実はもう一つ世界の物語すべてを書くことを忘れていてねェー…。(はう…またあのオーラ出ています。)まあそれは昨日の夜から調節していてなんとかさっき間に合ったんだよ。そこに君をトリップさせようと思うだが…」


(トリップ…?トリップですと?オタまたは婦女子・貴婦人が一度は体験出来たら死んでも良いというあのトリップ………クフ、フフフフフ)


「あ…あのさくら?」


「あははははは。トリップ来たーーーーーーーーーーーーーー!!!!! 」(ビクッ!!)

(はっ。白がすっごく残念なやつを見ている目になっている。)

「す、すみません。ちよっと……テンションが上がってしまいました。」


「ああ、まあ君の性格もだいぶわかってきたし良いよ。」

(えへへへ。)

「ちなみに、そこ照れる場所じゃないからね…。じゃ、説明もやっと終わったことだし。桜これから君は新しい世界でかんばってね。」


「はい。私…ガンバ・・・・・・・・る(あれ?意識が…これがトリップ?………)」




※※※



(ふう。やっとひと段落ついたな~。さすがに3566文字のやり取り疲れたよ。)


(白!!!)

(うん?ああ黒キミかい?)

(あいつがみつかった!!!)

(なに?よしすぐつかまえに行きますよ。)

(ああ…そういえばあの子いったのか?)

(ええ…。今旅立ちましたよ…。)

(今度こそ、人生を謳歌オウカできればいいな)

(くすっ。ええそうですね。それには、あのバカ神を捕まえなければ始まりませんよ…さあ行きましょう。)




こうして、私桜の前世の世界と白とバカ神の話は終わった。






























































さて、かなりながいプロローブだったとおもいます。


ここまで読んでいただきありがとうございます。


次回からは、新しい世界での元桜ちゃんががんばります。

皆様あたたかい目で、見て頂いたらとおもいます。

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