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Ⅹ.朝
気づけば夜だった空は
朝の白さを増している
でも雨は止まずに
朝はまだ昨日でいてくれる
重いカーテンを開けて
曇る窓に手を触れる
独特の冷たい感触には
経った時間を感じざるを得ない
机の上に散らばるレポート用紙
一つ一つ拾いあげる
昨日の文字を見ると
どこか安心することができる
窓の外から見える景色は
まだ濡れれる街が
目を覚まそうとしている様子
気が付く人の少ない目覚め
私はまだ
昨日のなか
だけれども
それでいいのかもしれない...
気づけば夜だった空は
朝の白さを増している
でも雨は止まずに
朝はまだ昨日でいてくれる
重いカーテンを開けて
曇る窓に手を触れる
独特の冷たい感触には
経った時間を感じざるを得ない
机の上に散らばるレポート用紙
一つ一つ拾いあげる
昨日の文字を見ると
どこか安心することができる
窓の外から見える景色は
まだ濡れれる街が
目を覚まそうとしている様子
気が付く人の少ない目覚め
私はまだ
昨日のなか
だけれども
それでいいのかもしれない...
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