ブライトエルフ第2話「合流」
※「発言など」※『魔法詠唱』※
「まずは1匹。」
「無詠唱であの威力か、自分にも加護を付与しておいて正解だったな。奴もどっか行ったようだし、急いでジュリアとカレンを探さなければ。」
「カレン!無事か⁈」
「私はなんとか、」
『魔力よ、我に応じ、回復させよ!』
「ジュリアはどうした⁈」
「魔法を連続で暴発させて、逃げていったけど、逃げ切れたかどうかは分からない。」
「どの方向だ⁉︎」
「まっすぐ逃げていれば、あの方向のはず。」
「ジョンじゃないか!」
「ジョニー!それにエレノア!」
「久しぶりじゃないか!どうしたんだ?」
「奴らの襲撃に遭った。それで、娘のジュリアと逸れたんだ。」
「分かった。私たちも探すのを手伝うよ。」
「ありがとう。だが、奴らもまだいる可能性がある。くれぐれも気をつけてくれ。」
「あぁ。まずは魔法共鳴でおおよその位置を探ろう。」
『『『魔力よ、我らに応じ、我らに答えたまえ。答えは・・・』』』
「あらら〜?ブラエルどもがお揃いじゃないの〜」
「共鳴中止!襲撃だ!」
『散りなさい』
『魔力よ、我に応じ、集わせたまえ!』
『魔力よ、我に応じ、反撃したまえ!』
「吹き飛ばしただけなのに、せっかちなのね〜」
『隔てなさい』
『魔力よ、我に応じ、道をつなぎたまえ!』
「決して離れるな!」
「あぁ」「「えぇ」」
「仕方ないわね〜」
『来なさい』
「周りに気を付けて!」
そして、新たなダークエルフが現れた。
「ハハァー、お前が呼ぶなんて珍しいんじゃないか?シルビア。」
「霧に迷った程度で逸れるレジーが言えたことではないでしょう〜?」
「ハーハッハッ、逸れたのはお前の方だろうに、面白いことを言うじゃないか!」
(『魔力よ、我に応じ、皆を隠したまえ!』)
ジョンが小声で魔法を使った。