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118. ジュンが作った半生体形アンドロイド

118. ジュンが作った半生体形アンドロイド


ある日、ジュンの所へ、リョウとゾランというこの世界のIT技術者がやってきた。


ジュンのコロニーで話を聞くと、ミレバはIT導入したばかりの黎明期で、

サーバ等を管理するエンジニアがほとんどおらず、苦戦しているとのこと。


そういった状況が、なんとかならないか?との相談だった。


ジュンは考えた結果、1人の半生体形アンドロイドをつけることにした。


ジュンは3次元復元機コンソールの所に行き、少し考えた。


(そうだな、性格などの人格はどうするか?

そういえば、リリルの性格を自動生成した時、

少しパラメータが違う物をバックアップしていたな。

姿は、そうだな、その性格をベースに自動生成しよう。)


そんなことを考えながら、ジュンはコンソールを操作していった。


(ん?なにかリリルに似ているな。まあいいか。

思考のパラメータは、通常のエルフの2倍位の処理性能を持たせよう。

体の身体能力も2倍くらいにしよう。


後は、事情を説明するのが面倒なので、これまでの経緯を組み込んでおこう。)


ジュンは、ジュン思っていた、超小型通信コンソールに記憶した音声から、

期日を指定して、プログラムに組み込む。


(あとは、衣装だな。

昔の会社組織で働くので、2020年代のビジネススーツにしよう。)


ジュンは、あることを思いついた。


(そうだ、2020年代のコンピュータを操作するとのことだから、

この時代のコンピュータ知識パックを組み込もう。)


ジュンは、この条件も組み込んだ。


(後は言語パックだな。

この世界、なぜか転生者はあらゆる言語と意思疎通ができるようになっているが、

このアンドロイドはできないからな。

言語学習能力パックと、多言語パックを組み込んでっと。)


ジュンは次々と操作をしていく。


(後は、2020年代の生活に関する知識や常識パックも組み込まないと。)


こうして、ジュンは半生体形アンドロイドの条件を組み込んでいき、

最後に確認を行った後、3次元復元機で復元開始の操作を行った。


すると、目の前の3次元復元機のステージが光り出し、

徐々に人物のような物体が復元されていく。


しばらくすると、その光が消え、

2020年代のビジネススーツに身を包んだ、なぜかリリルに似たエルフが生成された。


目の前のアンドロイドが、

「どうも、半生体形アンドロイドのミミルです。」

と挨拶をする。


声もなんとなくリリルに似ていた。


ジュンはリョウから、半生体形アンドロイドとは何か、聞かれたので、

説明を行った。


半生体形アンドロイドのミミルは、ミレバのゾランのITオフィスで働くという。


ジュンは、リョウ、ゾランと一緒にこれからミレバに向かう、

ミミルを見送った。

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