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第15話

 まず怒りの矛先が向いたのは、討伐した数の多い女子生徒の方だった。彼女は棍棒の攻撃を器用にいなしたり、時折拳で棍棒を止めるなど、手練れであることを見せつけるように大将を翻弄する。


 俺はというと、彼女が作った隙に小太刀でちくちくとダメージを与えていく、彼女に比べれば地味な立場だ。しかし徐々に業を煮やしたのか、大将は俺たちの足元目がけて棍棒を薙ぎ払う。俺はただ難なく避けたが女子生徒は避けるだけでなかった。そのまま大将の肩に乗ると、両目に拳を食らわせた。一瞬で視力を奪われた大将は彼女を振り払うためか、とにかく暴れていた。流石にゴブリンの怪力だ。危険と判断したのか彼女は俺の下に戻ってきた。


「大体片付いたわね」


「そうなのか?」


「ゴブリンは肉食で、感覚の大半を視覚に頼ってる。なんならこのまま捕まえて軍に差し出せば、成績がプラスになったりするかもね」


 そう言って近づいた直後だった。雄叫びを上げた大将が、俺たちめがけて棍棒を振り下ろしたのは……

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