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貴方に黒い花束を  作者: 雪逸 花紅羅
その灯が消えるまで
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ある国のお話

今回は、この国で信仰されている神や天使、動物についての話です。

結構、書いたような気がします。

語り部は執事ガレッド。それでは、お楽しみください!

少しだけ、この国の話をしよう。昔から知っている愛すべき国のお話を。


その昔、神は四人の天使を地上に使わして、ありとあらゆる災厄をこの国から消し去ったと言う。

四人の天使の名は其々、セラフィム・ケルビム・オファニム・アゼル。

このうち三人は使命を果たし天に帰り、アゼルだけが地に残ったと言う。

そうだ。アゼルは神の意志に背いたのだ。許されることではない。

神はお怒りになってアゼルを天へ帰れなくした。

三人の天使が愛した人間の御三家へ、そう命じたのだ。

この一族の当主を纏めて三啓使と呼ぶ。

セラフィムの愛した一族は雷の弓矢を持ち、魔術や医療にも通じている。

ケルビムが愛した一族は炎の剣と予言の金細工の箱を手にしている。

オファニムが愛した一族は優れた槍術と炎に強い馬を所持しているそうだ。


三啓使は一部を除く王と国民からの信頼も厚く、天からの祝福も享けている。

信仰における国の統一、それがこの国の政治方法であり真実。

魔女狩りや堕天使狩りも頻繁に行われている。恐ろしい国でもあるのだ。

話は戻るが、アゼルの行方は分かっていない。

人間に変装しているとも言われているし他の国へ逃げたとも言われている。

けれど予言がある限り人々は怯え三啓使に縋り続ける。

アゼルがこの国に災いをもたらす、堕天使の黒き翼が世界を暗闇で覆うと。


この国に鴉はいない。黒き翼が忌むべきものだと考えられているからだ。

その反対に黒猫は神聖視されている。魔を退けてくれるそうだ。

それを傷つけることは禁忌とされ今や何処に行っても黒猫に出会える。

そう、お嬢様の飼っているショコラにも毎日のように出会っている。

私は猫が好きではないのに。

はぁ・・・・執事である以上は仕方が無い。


嗚呼、そろそろ時間だ。お嬢様に呼ばれていたな。

これで、この国のお話は終いだ。では、御機嫌よう――

設定が何やら難しい。この物語を書くために天使について色んなことを調べました。

物語を書くのにこれほどの労力が必要だとは・・・。

お疲れ様です。少し頭を休ませましょうか。

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