Epilogue&Postscript
【Epilogue】
ショウ……
ショウ……
ワタシ、頑張ったよ。
こんなカラダにされても、
頑張って生きてきたよ………
いつか、ショウが助けに来てくれると思ってたから
【Postscript】
ワタシは、夢を見ているのだろうか?
……ワタシは、
ショウにお姫様だっこをしてもらいながら、長い廊下を進んでいた。
神様が頑張ったご褒美に、ワタシの願いを………
たったひとつの願い事を最後に叶えてくれたのだろうか?
ショウの腕は、とても、ぽかぽかしていた。
心臓の音も、トクットクッと心地良い。
足音と心臓の音が、折り重なって、まるで、優しい子守唄のようだ。
夢の中なのに、ワタシは、眠ってはいけないと、強く思っていた。
眠ったらこの感覚が消えてしまいそうで、そんなのもったいなさすぎる。
ショウは、ワタシをまるで、本当に大切な宝物を扱っているように、優しく抱きかかえてくれている。
そして、ゆっくり、一歩一歩力強く進んでいる。
不意に、ぽたりと水滴が、首のあたりに落ちてきた。
ワタシは、この時、ショウが、初めて泣いていることに気づいた。
ショウは、涙を流していた。
歯を食いしばりながら、まっすぐに前方を凝視している。
たちまち、瞳が涙でいっぱいになってゆく。
そして、瞬きをするたびに、涙が頬を伝い、ワタシの身体に落ちてきていた。
ショウは、とても、悔しそうな顔をしていた。
『どうせ、夢なら、笑顔の方がいいのにな……』
ワタシは、神様に不平をいった。
すると、突然、前方を向いていたショウが、ワタシに向き直ってくれた。
涙で瞳をいっぱいにしながら、それでも、無理に笑顔を作ろうとしてくれている。
朝露に濡れた若葉から水滴がこぼれ落ちるように、涙が幾つもの列を作って頬から伝っては、落ちてきた。
ショウが、笑ってくれた。
それは、本当に素敵な笑顔だった。
「もう、ゆっくり、おやすみ……」
そして、ショウは、優しく、そう話しかけてくれた。
夢の中のはずなのに、おやすみって、なんだか、おかしな気分だ。
でも、そういわれれば、なんだか、
本当に………
眠たい。
そうか、もう、ワタシ休んでいいんだ。
ショウの腕の中でなら、なんだか、良い夢が見られそうだ…………
-Fin-
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長々とお付き合い重ねてお礼申し上げます。




