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第八章【8】

この建物には、様々な部屋があった。

ワタシが客の相手をする部屋だけで、5つあり、どの部屋も、変わった装飾がなされていた。

中世の牢屋のような部屋。

ホテルのスィートルームのような部屋。

畳に布団が敷いてある和室。

中国風の高級家具に囲まれた豪華な部屋。

石庭と六角形の廟がある、これも中国風の部屋。


どれも、窓がないだけで、本当に、凝った造りになっていた。

ワタシが最初に連れてこられた大きな部屋は、ショウと会ってからは、連れ込まれることはなくなってた。


ワタシが、寝ている部屋は、これらの部屋の階下にあたり、常時、エレベーターを使って、行き来していた。

エレベーターの向かいが、シャワー室になっていた。

そして、この階には、同じようなドアが、ずらりと廊下を挟んで10ほど並んでいた。

ワタシが寝ている部屋は、エレベーターから、一番遠くにあった。


私以外にも、連れてこられた女性がいるような気配はあったが、廊下で出会うようなことは、なかった。

ただ、慌しい複数の足音や、女性の押し殺したような叫び声がすることがあった。

夜には、すすり泣くような声や、ドンドンと何かを叩くような音が、聞こえてくる時もあったが、頻繁ではなかった。


もしかしたら、ショウに連れてこられた女性もいるかもしれないと思うこともあった。


でも、今のワタシにとっては、だからといって、どうすることも出来なかった。

ショウを信じることしか、ワタシには、選択肢がなかった。


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