表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/53

第八章【7】

ワタシは、ふと、薬の包みが、正方形なことに気付いた。

手持ち無沙汰なことも手伝って、鶴を折ってみることにした。

小さな頃、折ったきりなので、きちんと折れるかどうか、自信はなかったが、けっこう、上手く折れた。

ワタシは、その鶴を、ワンさんにプレゼントすることにした。


ワンさんは、いつもどおり、お弁当を届けに来てくれた。

そして、トイレを覗くと、カートリッジを取り出し、片手で器用に取り出して、足早に部屋から出て行こうとする。


「ちょっと待って!」

「ん?」

ワンさんは、怪訝な表情で、ワタシを見る。

「いつも、ありがとう」

そういって、ワタシは、手を差し出す。

手のひらには、鶴が乗っている。


まぁ!という顔で、ワンさんは、ワタシに?っていう身振りをした。

「そう。受け取って。」

「アリガトゴザイマス」

ぎこちない日本語で、ワンさんは、嬉しそうにいってくれた。


それから、1日経つごとに、鶴は、1羽づづ増えていった。

この鶴が、90羽近くになったら、ショウが、ワタシを迎えにきてくれるはずだ。

ワタシは、信じて疑わなかった。

ショウは、絶対に約束を守ってくれる。

ワタシは、強く確信していた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ