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第八章【4】
食事は、相変わらず、コンビニ弁当だった。
ワタシは、食事のたびに、ショウが持ってきてくれた料理の味を思い出していた。
そして、ショウの作って来てくれた料理は、なぜか、ママの料理を想いおこさせた。
肉じゃがに入っていたニンジンが、細かく、すりつぶされていたからだろうか?
野菜嫌いだったワタシに、ママは、苦労して、献立を作っていた。
いつの頃からだろう。
箸もつけずに、食べなくなったのは……
いったい、何が不満だったのだろう?
なぜ、ワタシは、こんなにも、ママを嫌い、避けていたのだろう?
何かにつけ、すぐ泣くのが、気に入らなかったのだろうか?
でも、それは、いったい、誰のせい?
ワタシだ。
ワタシがママを悲しませ、追い込んでしまっていたから………




