第七章【4】
小さなベッドで、愛し合ったあと、ショウは、ワタシの横で、ずっと、寄り添いながら頭を撫でてくれていた。
「お腹、空いたろ?」
そう言いながら、ショウは、身を乗り出して、テーブルの横に置いてあったバックパックを引き寄せた。
「コンビニ弁当ばっかじゃ、さすがに栄養も偏っちゃうしね」
チャックを開け、3つばかり、タッパーを取り出す。
「作ってきてくれたんだ?」
「うん。一緒に食べようと思ってさ。ちょっと多めに作ってきたよ」
ワタシは、思わず、感動して、ぐずってしまった。
つうか、ショウが会いに来てくれてから、泣きまくっている。
「エリンギとピーマンの炒め物と、肉じゃがと、ゴーヤチャンプルをもってきたよ。コンビニ弁当じゃ、温野菜は、なかなかとれないからねぇ」
ひとつひとつタッパーを開けて説明してくれる。
「それから、ご飯は、炊き込みご飯だよ。」
「あ!ニンジンが入ってる」
「嫌いなの?ニンジン?ダメだよ。食べなきゃ!!
栄養あるんだから。残念だけど、肉じゃがにも、入ってるよ。くずれてわからなくなってるけど……」
そういって、ショウは、笑った。
いったい、なんなんだろう……
ワタシは、こんな状況にもかかわらず、思いっきり、幸せを噛み締めてしまっていた。




