第六章【1】
見知らぬ男が、ワタシの上で動いている。
男が突き上げるたびに、股間に鈍痛が走る……
今頃、
今頃は、
ショウと、おっきなプラズマTVで、最新のDVDを見ているハズだったのに……
もう、頭がぼんやりとして、考えることすら出来ない。
この男は、いったい何人目なんだろう……
頬が、
頬が、焼けるように熱い。
何度も、
何度も、ぶたれたからだ。
声も枯れて、すでに、叫ぶことさえ出来ない。
男は、乱暴に、ワタシの中心に分け入り、まるでクサビを打ち込むように、腰を突き上げてくる。
男の顔の、その唇の端に、いやな笑みが張り付いている。
ワタシは、ショウに、だまされたのだろうか?
知らずに、頬に涙が伝う。
地下室のようなところだ。
不気味なほど、広い。
窓はなく、コンクリートの壁に、天井は、大きなダクトが何箇所も通っている。
剥き出しの蛍光灯が4箇所、ダクトの隙間から、部屋を照らしていた。
ドアは、スチール製の厚いものらしかった。
男達が出入りするたびに、耳障りなほど、重々しい音をたてて閉まる。
逃げることはかなわない。
室内には、常時、5、6人の男達がいた。
真ん中に、大きなベッドマットレスがあり、そこにワタシは、裸のまま、ほうり出された。
男達は、無言だった。
いや、男達は、むしろ、饒舌だった。
饒舌にワタシを辱め、代わる代わる犯した。
しかし、男達は、ワイセツな言葉を発することはあっても、ワタシの「なぜ?どうして?」という問いには、誰一人答えてはくれなかった。
ただ、ワタシが、聞くたびに、いやらしい笑いと蔑むような視線を投げかけてくるだけだった。
暴れ、
抵抗し、
叫んだが、
すべて、無駄だった。
腕は、数人の男によって、拘束され、叫ぶたびに、頬を力いっぱい激しくぶたれた。
上に乗っている男が小さく呻き出し、腰の動きを早めた。
ワタシは、それを察して、男を逃れようと、腰を浮かせ、抵抗した。
男は、ニヤリといやらしい笑みを浮かべ、「無駄だよ」と言いながら、腰をぴたりとつけてくる。
「うぅ……」
男は、小さく痙攣し、ワタシの奥底で果てた。
喩えようのない嫌な温かみが下半身に広がってゆく。
中に出された。
何度目だろう……
涙が出てきた。
ワタシは、薄れてゆく意識の中で、ぼんやりと、周りを取り囲む男達の下品な表情を眺めていた。




