都会・一日目
今回は長めです。
それでも良ければお楽しみ下さい。
~足川 軽~
<生活感有る部屋>
「昼か…」
俺は窓から差し込む光で今が昼間だとわかった。
(確か…今日は都心に行くんだったよな…着替えるか…)
俺は頭の中で今日する事を整理して寝間着から作業着に着替える。
そのままショルダーバックを担ぎ…外に出る。
外には小型ギヤ
付バイクが置いてある。
カバーにかけられしばらくたつな…なんて考えながらそのカバーを外す。
俺はサイドバックにショルダーバックを入れ(バイクのバックも何故か四次元化)原付にまたがりエンジンをかける。
「動くみたいだな…」
ブルルン!!
と言う音とともにエンジンがつき俺は原付を走らした。
<道中>
バイクを走らせ今では使われなくなった道を進む…正直二ヶ月前とは段違いにみどりが多い。
それほどまでに使われなくなったと言う事か…なんて考えながらスピードを上げる。勿論法律に守る程度に……。
<数時間後>
夜になり俺は予定長い場所にテントはる…今日は野宿だ。
二ヶ月前ならキャンプ場にはらないといけないが今は違う。
今はアスファルトの道も今は森と化してる…天然のキャンプ場だな…なんて考えながらせっせとテントを張る。
はり終わったら飯を作ろう。
「とその前に、聖水撒かなきゃな…」
俺は出していたショルダーバックから聖水をとりだし撒く。
(これで一日は持つだろう…魔物にいちいち睡眠妨害されたら嫌だし…)
撒き終え飯をつくる…普通にレトルトのカレーだ。
森の中焚き火の音がバチバチと鳴る…。
「静かだ…寝よう」
焚き火を土に被せ消しテントの中に入る。
マットを敷き寝袋に入り眠りにつく。
<翌朝>
テントから出たら回りには複数の魔物がいた…。
どうやら逃がすつもりは無いらしい。だけど昨日撒いた聖水のお陰で近づいては来ない。
「うぜぇ…」
朝から正直面倒だ…とりあえず数と実力を確認するか…。
「数は50の雑魚か」
殺る気も起きない雑魚だ…しかし逃がすつもりは相手には無いらしい。
「まぁ…関係無いけど」
俺はテント等を片付けサイドバックに入れる。
原付にまたがりエンジンをかける。
「技発動【スーパーアーマーアタック】」
そして道なりに魔物の引きながら進む。
<数時間後>
あの後魔物を引き離し(ついて来た奴は殴ったりして打ちのめした)都会についた。
「とりあえず能力アップ用の菓子からだな…」
その後は本屋に行って雑誌も数本買ってその後は調味料なども買うか…ゲームも何か新作出てるかもな…一様チェックしとくか。
「何日滞在して良いのから…冷に聞くか…」
アイツに余裕が有れば二日ほど滞在したいな…と思いながら公園のベンチで腰掛け電話をかける。
帰りを入れて四日ならまだ余裕らしい…と言う返事を頂き宿を取る事にした。
「しかし…変わったな…ここも」
俺は宿を取り荷物をショルダーバックに入れ原付を走らせながら買い物場所に向かう。回りは二ヶ月前とは同じとは言えなかった…。
「武器屋に防具屋にアイテム屋ねぇ…どこのゲームよ」
本来の現代なら絶対にあり得ない店が有った…まぁ使わないけど。
俺は先ず菓子屋に向かった…勿論一ヶ月分の補充の為に結構な量なのでしごしながらだ…大体は金版一枚でその店の菓子を
買えるので出費は少ない。次に数少なくなった本屋に向かう…そこで冷のリクエストどうりに最新号の野球雑誌を数本…俺個人の漫画などを数本買う。その後は調味料などや炭酸飲料など今後に必要な物を買った。
「夕方にもなった事だし…有るかな…あれ」
俺は二ヶ月前までよく冷と都会に来た時に行ってたある店に向かう。
~???~
私コーレット・リプルトは今ものすごくイラついている…何故かって…それは数時間前に遡るは…
<数時間前>
私コーレット・リプルトはエルフの冒険者だ…冒険者とはダンジョと呼ばれる洞窟や塔などにある宝物を求める者やクエストと呼ばれるギルドからの依頼を請け負う者など魔物と戦う者達をさす。
そして私は冒険者ランクと呼ばれる(S~Eまで有るわ)物でA+の実力者!!
そんな私には一つの楽しみにが有るわ…それは仕事終わりのお菓子!!特にチョコレートが大好物!!私はチョコレートを食べる為にギルドの仕事をするようなものだと言っても過言でもないわ。
そんな私は何時もどうり行きつけのお菓子屋行くと閉まっていた…。
「おかしいは…何時もなら空いてる筈なのに」
仕方がない他の所に行くしかない…と私は思い別のお菓子屋に向かった…。
<現時刻>
「そしてことごとく店が閉まっていたわ!!なんでもお店の人曰お菓子を買い占めてるバカが居るわ!!そいつを見つけ次第私のもとにつれて来なさい!!」
私はパーティーメンバーにそう言うと私自身もギルドの建物から出て捜し始める。
「確か種族はヒューマンで見た目はフルファイスヘルメットを被り服装は作業着でバイクに乗って買い占めてる様ね」
情報が少ない…こんな奴に使うのはシャクだけど魔法を使うしかない。
「魔法発動【精霊の声】!!」
【精霊の声】は情報を集める為に特化した魔法…。これでこの町に居なくても情報を集める事が出来るわ。
「ラーメン?屋で夕食中…?」
ラーメン屋がどんな所かわからないけど私はそこに向かう…。
「一発は殴らせて貰わなきゃ気がすまない!!」
~足川 軽~
「うまい!!」
俺はラーメン屋に早めの夕方をとっている…早めに来ないと時間帯的に混むだろう…それに一人で食べたかったし…なんて考えながら回りをみる…メニュー等が変わっているがそこは普通のラーメン屋だ。客は今は俺一人だけ…店主はこの後のラッシュの為に結構な量の素材を切っている。この様子だと潰れる心配はないようだ。なんて考えながら俺は豚骨ラーメンをすする。
不意にラーメン屋の入口が派手に開けられた…俺は豚骨ラーメンを食べる。興味本意で入口を見ると。
(エルフか…初めて見た)
耳が尖った美女がいた…ラーメンエルフも食べるんだ…なんて考えながら俺は豚骨ラーメンに集中する。
「そこのアンタ!!こっち向きなさい!!」
店主以外は俺しか居ないのでエルフの方を向く…目の前には何故か拳が…とっさに右手で受け止めたけど何故に?
「飯屋でいきなりグーパンてどうゆう事?そして何故に俺は殴られなきゃいけん」
手を離し目の前にたつエルフにそんな事を俺は言う。
「アンタが…アンタが…」
大声出そうなので耳を塞ぐ…店主も同じ事をしてた…そして。
「お菓子を買い占めてるからよーーー!!」
エルフ?と疑問を生じる位の大声を出した。
「だから?何が悪い?」
俺は何故に自分の買い物について文句を言われなきゃいけないのか疑問になりながら答えた。
「わ…悪いに決まってるでしょ!!私がどんなにチョコレートを楽しみにしてきたかアンタにはわからないでしょ!!」
それは…。
「知らん」
当たり前の事を聞くな。
「でどうしたい訳…」
いつまでにここに長いするのもあれだし…ラーメンは食べ終えた…俺個人はホテルに帰って寝たい。たがら早くこいつをどうにかしたいな。
「決闘よ…アンタは今持ってるお菓子全てをかけなさい!!」
話がデカクなってる…。
「お前は何をかける…それによってはのるけど」
秘宝とかは腐る程有るしな…そんな感じの奴なら断ろう。
「私のす「却下」えぇ!!」
何を言ってるんだこのエルフは…。
「何で断るのよ!!」
「俺にメリットが無いから」
俺は財布を取りながら会計に向かう。
「メリット…が無いですって!!私はアイドルも
副業でやるほどの美女よ!!そんな私がす「ご馳走さま」出てくなー!!」
店を出ると何か人だかり出来てた…何か嫌な予感。
「おい…あいつ決闘を申し込まれたらしいな…気の毒に」
何か同情された…何故に…?
さっきから話題に出てた決闘って何よ?
「おい…そこのエルフ(仮)決闘って何だ?」
後ろから出てきたエルフに聞く…(仮)はわざとらしくつけてな。
「(仮)を着けるな!!って決闘も知らない訳?」
予想はつくが内容が当たってるかどうかわからんから…。
「知らん…都会に来たのは久しぶりだからな…」
多分…ここ最近に出来た奴だろう…まさか奴隷制度とか無いよな…?
「知らないなら教えてあげるいい決闘と言うのは…」
エルフの話を大雑把にまとめると…。
決闘には拒否権があるしかしペナルティがかせられる。
申し込んだ人は己の全てをかけななければいけないだが相手のペナルティとかける物を選べる…他にも覚える事は有るがどうでもいい。
「で…ペナルティなんなの…」
聞くだけ聞く。重かったら買うしかない。決闘を。
「それはアンタが持ってるチョコレート全て!!」
「準備するので離れてた下さーい」
誰が渡すか…。
「やっとやる気ななったわね…このコーレット・リプルトが相手にすることを光栄に思いなさい!!」
コーレット・リプルトねぇ…都会では有名なのかな副業でアイドルしてるって言ってたし…。
「なぁ…装備変えて良いか」
とりあえずこの装備だと色々と不安だ…手加減なんてここ最近してないしランクの低い装備に変えんとケガさせちまう。
「良いわよ…だけど待たせたら半殺しにするからね!!」
許しが得たのでラーメン屋の店主に許しを得てトイレで着替える。
と言ってもショルダーバックのアイテム欄から選択するだけの簡単な作業だが。
<一分後>
「さぁ…始めようか」
俺は全身鎧姿でラーメン屋から出てきた。
ちなみに装備は…
武器:覇竜の牙竜剣
頭:覇竜の鎧兜
体:覇竜の鎧・上
手:覇竜のガントレット
腰:覇竜のベルト
足:覇竜の鎧・下
靴:覇竜の靴
アクセサリー:覇竜の宝玉
と覇竜一式だ。
この装備は技量以外のパラメーターが高い。
だが技量だけが一つ-(マイナス)50される
技量特化の俺にとって正直実戦では使わない装備だ…こんな手加減や遊びしか使わん。
技量が減ったので使える技量系の魔法や技も初級の物しか使えない…この装備は筋力や守護系の人が着る奴だ。技量特化の俺には向いてない。
なんて同じ事を二回も考えているのは回りが静だからだ…何故に?
「お…おいアンタその装備は一体どこで手にいれた…」
近くの人がそんな事を聞いて来た…どこでって普通に。
「ドロップ品だけど…」
俺がそう言うと…回りはエルフに戦いを止め始めた。
それでも…。
「………」
エルフはやる気らしい。さっきまでの雰囲気とは一転真剣になりやがった。
「合図は…このコインが落ちた時」
エルフはそう言うとコインを弾く。
ピーンと言う音が鳴り…コイン高く上がる…そして重力に従い落ちてくる……そして。
チン
戦いは始まる。
俺は三メートル離れたエルフに近づく、そして剣を降り下ろす。エルフはギリギリ避けレイピアを俺に刺す。
俺はガントレットで防ぐダメージは受けない。そのまま片手で大剣である牙竜剣を横に振る。利き手ではない左手なので最初の斬撃よりはスピードは落ちるがそれでもエルフの命を刈るには十分な速さだ。
エルフは盾を構えながら後ろに飛ぶ。牙竜剣が当たり数メートル飛ぶがダメージは余り受けては無さそうだ。だがこのやり取りでエルフは汗だくになっている。
「まだやる気か…?」
答えはわかるが一様聞く。
「もちろん…よ…ハァ…ハァ…こんな強い人と戦えるチャンスなんて滅多にないもの…ハァ…ハァ…」
戦闘狂いかこいつは…どうやらエルフは勝ち目が無くてもこの戦闘を長引かすつもりだ…ハァ…さっさと終わらす。
「固定技【覇竜の牙】+技【峰打ち】発動」
俺が技を発動させると覇竜一式が光だした。
その中でも牙竜剣が一番に輝いている後は。
「峰打ちだ…死にはしない」
剣を降り下ろすだけの簡単な作業だ。
降り下ろした牙竜剣から光が放たれた…ピンポイントにエルフしか当たらない。
光が晴れ…エルフの姿が現れた…倒れている。気絶もしてるようだ。
その瞬間目の前に『勝者…軽』と言う言葉が現れた。そのまま『彼女の全てを手にいれた』と言う言葉が現れた…あの話ガチだったんかい…と飽きれながらエルフをお姫さまだっこして俺のホテルに向かう…。
「部屋空いてるかな…」
最悪同じ部屋だな…ダブルだったし…いけるだろう。
<数分後>
ホテルの人に頼んで同席させて着替え…俺は原付を取りにラーメン屋に向かった。
「有った…」
俺は原付にまたがりホテルに戻った。
<ホテル・軽が借りた部屋>
ホテルに帰って来るとエルフは目を覚ましていた…若干震えてる。
「ただいま…」
ビクン!!と反応した。
「ホテルに連れ込んだからって襲う気はない」
俺はそう言いながらエルフの前に座る。
「でだ…どうすればこのルーン文字を消せる」
解放するつもりだ…と付け加えて話しかける。
「…消す方法はあるけど多分一生この契約は溶けない…」
彼女は泣いていた不安なんだろう…まさか全てをなくしてしまうなんて…
「あるなら言え」
ここで話を終わらす訳にはいかず俺はそう言う。
「契約解除の雫って言うアイテムが必要…だけどそれをドロップするのは竜種の中でも邪神竜と呼ばれる者だけ…邪神竜を倒せる存在なんて居ないのに…」
ハァ…と俺はため息を吐く。そしてアイテム欄を見る。
「でその消す方法はわかるか」
俺はアイテム欄から二つの小瓶を取りだしエルフに聞く。
「契約権の有るもののルーン文字に雫をかけるだけ…」
エルフは泣いて俺が出した小瓶に気づかない。
「わかった…」
俺はテーブルに置いた小瓶を持ち上げルーン文字にかける…そうすると『彼女の契約を破棄し全てを返しますか?』と言う言葉が現れ次に。
『yes』『no』
と表れ『yes』を選ぶ…すると『彼女は全てを取り戻した…今後彼女は貴方の支配外になりました』と表れる。
「契約解いたぜ」
エルフに話しかける…正直帰って欲しい。
「えっ」
エルフは泣くのをやめ手の甲にルーン文字が消えてるのを確認する。
「ほ…本当に消えてる!!」
そう言うとエルフはアイテム欄を確認する。
「全部使用権が私に戻ってる!!」
「そうかい…なら帰れ…もう俺の側に居なくても良いだろ」
精神的に疲れたから風呂入って寝たい…エルフは邪魔だ。
「い…言われなくても帰るわよ!!」
そうエルフのコーレット・リプルトは言うと部屋から出ていった…帰りぎやにありがとうと言いながら。
「明日も会えるかな…」
なんて考えてながらバスルームに行き体を洗い…俺は眠りについた。
今回は思いの外長くなりました。
戦闘シーンは下手くそなりに頑張りました。
感想など駄目だしなどが有れば書いてくれるとありがたいです。
それでは次回で会いましょう。