序章:はじめるにあたり
私は糖尿病II型です。
キッカケはアレルギー治療で飲んでいた薬でした。
それに胃薬など……薬の名前は明かしませんが、私にはよく効いていた。
その副作用、というより、成人後も服用し続けてきたことにより『糖尿病になり得る要素』をその身に蓄積していった。
それに気づかないまま時は過ぎ…………
様々な経験を繋いだのちに、祖父の死を機に介護の道へ。
入院しても、祖父は私に何もさせなかった。
「(着替えなど)孫にさせたくはない」
そのため着替えや清拭は母が行い、私は喫茶店や売店に追いやられて見せてももらえなかった。
寝たきりではないこともあったのでしょう。
祖父の死後にそれを知り、「だったら仕事にしていたら手伝わせてもらえたのではないか」とのある種後悔みたいなものが胸に広がったのです。
母が働いていた個人病院の(当時の)院長先生から、ある事情により看護補助として入ったのが精神科の入院施設でした。
そこで経験したのが『医療現場の虐待』でした。
院長先生から密命を受けたのも、そこの院長先生より「なぜ新しい看護師が辞めるのか」という悩みを聞いたからでした。
私が辞める際、私のことを聞いていたという施設長が「すべて話してほしい」と言われて暴露。
同席していた看護師長が真っ青になって私を止めようとしたものの、施設長に「出て行きなさい」と言われて追い出されたため、私が就職してから見聞き(体験含む)したことをすべて吐き出しました。
その後のことは不明。
退職しましたから。
その頃に実家から離れて一人暮らし。
『好きなものを好きなだけ』
そのため、栄養が偏りだしました。
資格をとり夜勤に入るようになると生活リズムが変わりました。
夜勤帯は眠気と疲れ防止に、コーヒー牛乳やアーモンドチョコを口にするようになり……体重も増加。
その頃、介護職や医療従事者に出回っていたのが『従来、治療に使用される薬剤の処方』でした。
ええ、その施設を担当している医師の処方箋、ではなく施設の看護師が入居者用に購入されている薬剤をあたかも入居者に使用したように改竄して仲間内に横流し。
私ですか?
お断りしました。
「通院しているので」との理由で。
そうなると自分たちの悪行がバレる。
(それ以前に、私を巻き込むな!)
それにより、私に冤罪をかけて解雇。
主な言い分が「上の人の言うことを聞かない」。
虐待を命じられて拒否したらコレですよ。
…………辞めさせたら、バレる可能性が上がるって気づかないのでしょうかね?
バラしませんでしたが。
(ここでバラしてるけど、施設名まではバラしていないからセーフ)
ちなみにその頃から体重は増えていません。
減ってもないけど。
そんな中、某企業の健康診断結果により糖尿病の治療を開始。
前述の個人病院ではなく、叔母が以前勤めていた個人病院で。
良くなりつつあったものの、院長先生が亡くなられたため近所の個人病院へ。
……ここは知識がないため、ある人の勧めにより現在の専門の病院へ。
一定の数値までいくものの、個人病院の数値にまではならず。
「薬を飲むために食べる」
食事量は「低血糖にならない量で」
ですが、先日。
食欲がないけど服薬のために食べて……ばったーん。
ハイハイでなんとかトイレへ。
うちはトイレとユニットバスが一緒にある。
排泄がなくてもトイレへ、が私の基本行動。
上半身裸になると同時に、ぼたっボタボタッと玉のような汗が落ちだした。
脂汗である。
つまり……起こしてしまいました、低血糖。
トイレの目の前には各種飲み物(麦茶、水、コーラ)のペットボトル。
そして人気アニメとコラボしているドロップスの缶の山。
亡き院長先生に「どこで倒れてもすぐ手に届く位置に置いておくように」と言われていた。
未開封のそれに手を伸ばし、2個を口に放り込む。
落ち着いた頃、母が玄関を太鼓のように叩いた。
LINEしても既読にならず、電話にも出ないことで慌ててきたらしい。
気付いたら外出の約束の時間になってた。
「先に用事を済ませてくる」と言う母。
ゆっくり着替えて外へ。
階段下の、建物の位置が理由なのか。
いつも風が吹く場所に座っていたら体調が戻ってきました。
そこで考えていたのです。
母にあんな顔はさせてはいけない、と。
翌日、通院で担当医に相談したところ「試してみようか」となったのです。
あの、いまダイエット用などに使われて問題になってる卍を。
「辛くても我慢できる?」
「これで痩せられる! と思い込む!」
そう言うポジティブ思考にならなければ、やってられません。
食事もとるように言われましたが、これまでのように無理に食事をすることはなく、1日1回の薬も「固形物を食べたときでいい」とのこと。
揚げ物は『避けましょう』とあるけど食べていい、ただし「食べ過ぎないこと」。
ウインナーで考えると、揚げたり焼くよりは蒸したりボウルした方が良い。
たまごなら焼くより茹でたほうが良い。
油を使わない方が良いとはいえ、まったく油を使わないのも健康には問題らしい。
だから「ほどほどに」とのこと。
「アイスは〜?」
「暑くなるから食べても良いけど、何回かに1回はシャーベットのほうが良いかな」
それほど食生活が変わるわけではないようです。




