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長年片想いしていた幼馴染に告白前に振られて街を彷徨っていた俺は、ビッチと噂される学園一の美少女と出会い、カノジョからハジメテの証明をされてしまった。  作者: きたみ詩亜


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第14話 浮かびゆく出来事。

◆◆◆◆


「……あっ、お帰り、伯人……! 伯人が戻ってきたらすぐエッチしたくて、待ってたの……!!」


 抜け殻のように、ぼーっと自宅へと戻ってくると、裸のまま待っていた未姫が俺に抱きついてきた。


「なぁ、未姫……。なんで、俺と突然、エッチなんてしようと思ったんだ……??」

「……あ、あたしね……、近藤先輩に告白される前まで、実は伯人のこと、好き……だったんだよねーー……あはは……」

「じ、冗談……だよな……??」

「──そ、そんなわけないじゃん……! あたし、本当に昔から伯人のこと好きだったの……!! でもね、伯人、なかなかあたしの気持ちに気付いてくれないし、それなら告白してきた先輩とためしに付き合ってみようかな〜〜……って……。そしたら、伯人がヤキモチ妬くかな〜〜って……」

「…………ッ!!」

「だからね、もし、伯人があたしのこと、ちょっとでも好きなら、あたしと付き合ってほしくて……」


 俺は、未姫の話を上の空で聞いていた。

 

 ──未姫は、俺のことを好きだった……?


 もっと早く未姫に告白をしていたら、こんなことには……??


『──もし、幼馴染の方と付き合う機会があれば、私は無視してその方と付き合ってください」』


 琴葉と初めて交わった日に、琴葉から言われたその言葉が頭に浮かぶ。


 なんだかんだ、いつも、俺のことばかり心配して気遣ってくれる琴葉……。



『別に笑いませんけど……じゃあ、私の家に来ますか?』


『私がビッチかどうか、私の体で実際に証明してみせましょうか』


『チーズケーキより、私のからだのほうが甘いと思いますよ? 食べたら……しましょう』


『エッチしたあとは、一緒にデートに行ってください』


『でも、エッチできないとなると、伯人さんのメンタルが心配ですね……』


『今日は、こちらの穴を使ってください』




 ……次々と頭に浮かんでは消えてゆく、琴葉の言葉……。



「……ゴメン……未姫……、俺、他に気になってるヤツがいるんだ……」

「──そ、そう、なんだ……」

「なぜか、いつも俺のことばかり考えてくれるヤツでさ……。だからゴメン!!」

「……うん、分かってた……。琴葉さん、なんだよね、好きなの……」

「気付いてたのか……??」

「だって、琴葉さんの名前出した時の、伯人の動揺見てたら、イヤでも気づいちゃうよ〜〜……」

「そ、そうか……スマン……」

「琴葉さんのこと……ちゃんと近藤先輩から助けてあげてね……それで、ずっと大事にしてあげて……」

「わ、分かった……!」

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