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セカンドエンド  作者: 米西 ことる
第五章 氷雨の夜に
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黒戸様

智也と昏は少年の案内の元で、とある人物に会うため歩いていた。


少年は妖術、つまりは魔術のことを知っており、この地域で一番の魔術師と呼ばれる"黒戸様くろとさま"に教わっている。


そして、黒戸様は彼に、魔術師に会ったら、その魔術師を自分のの元へ連れていくように伝えられているため、二人を案内しているのだ。



案内して貰いながら辺りを見てみると、かなり建造物が古いように感じ、コンクリや街灯も見当たらない。


道行く人の格好は古風で、まるで過去にタイムスリップしたような感覚だった。


「もしかして、私たち......」

昏がこっそりと耳打ちしようとした時、こっちだと少年が大きな声を出した。




そこは小さな山で、智也にとって見慣れた形をしている。

階段を登ると、そこには石造りの鳥居があり、既視感のある魔術言語のような文字が刻まれていた。


「さっき、黒戸様って言ってたよね?」


「ああ、そしてこの鳥居.......ここは、黒戸神社だ」


黒戸神社は智也の祖父が神主を務める神社であり、現代では寂れてしまっている。


そして、タイムリープのための門である時空門がこの鳥居であり、次元の神を祀っている。




少年が二人を連れて案内し、ある部屋の前で止まると、この部屋に入れと彼は言って去っていった。


智也と昏は意を決してその扉を開いた。


扉の先には巫女姿をした一人の女性が座っていた。

その女性から感じる気配は、どことなく安心感を覚えると同時に、真逆の恐怖を感じさせ、智也は体が震えるのがわかった。


髪は銀色で、瞳は赫い光を放っていた。 


女性は二人を見ると不敵に笑った。

「久しぶりだね、彩島智也、二条昏」


その声に、智也は聞き覚えがあった。


かえで......!」



それは智慧の魔女を自称する、夢の中で聞いた声だった──


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