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セカンドエンド  作者: 米西 ことる
第2章 異常な日々
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魔術の特訓

最後まで読んでいってください。

 家に帰宅すると、色々あって疲れたのか強烈な眠気に襲われて智也はそのまま眠りについた。



 ふと気づくと、智也は黒戸神社の境内(けいだい)にいた。

空の色は真っ黒で星一つ見えず、境内から鳥居の外を見るとそこも真っ暗で、出ようとしても見えない壁のようなもので遮られていた。


すると、声がした。中性的な人間の声だ。

智也はこの声に聞き覚えがあった。

「やあ、彩島 智也」


「智慧の魔女.....智也は思わず呟いた。


「その通り」と、どこからか声がした。


「何のようだ? 用がないなら流楽さんの元から出ていけ」智也は強い口調で言った。


「ひどいな〜、私はアドバイスをしてあげているだけじゃないか〜」と魔女は言った。


「アドバイスだと? 気持ちを伝えろだの何だのがどうアドバイスになるんだ? それに、お前は何をしでかすかわからない。危険だ」と智也は言った。


「まあいいや。面倒だから本題から入るね」と魔女は言った。


(こっちも面倒だよ......)と智也は思ったがとりあえず話を聞くことにした。


「......私は今、天宮(あまみや) 流楽(るら)の体を時々借りているわけだけど、別にそれで人を殺したりとか、何か悪さをするつもりは無い」と魔女は言った。


「それをどう信じろと?」智也は言った。


「......なら、君にこれを渡そう」

 魔女がそう言った次の瞬間、いつの間にか智也の手の中に赫い宝玉が握られていた。


「それは契約の証......君がそれを持っている限り、私が天宮 流楽を乗っ取ることはないと誓おう」と魔女は言った。


「............まあ、それでいい。お前を信用する気はないし、現状お前を流楽さんから引き剥がす手段もない......だけど、お前の目的が掴めない。お前は何がしたいんだ?」と智也は言った。


魔女は少し笑うような声で言った。

「災厄を乗り越えようとする君たちに、力を貸してあげようと思っているだけさ......」


すると、突然神社の周りにあった漆黒の闇が段々と狭まりこちらに近づいて来た。

「おっと、そろそろ"妨害"される頃かな」と魔女は言った。


(妨害......?)智也はその言葉が気になったが、考える暇もなく漆黒の闇に呑み込まれた──



──その瞬間、智也はベットの上にいた。

右手には夢の中で手に入れた赫い宝玉があった。


「夢......だったよな......?」


◇◇◆◆◇◇


 次の週の土曜日、智也は朝霧探偵事務所へ向かった。


探偵事務所にいた朝霧は真剣な顔つきで言った。

「智慧の魔女や、救世団......今現在危険な組織や人物が増えている。だからこそ、少し予定を早めて智也くんには新しく三つほど魔術を覚えてもらう」


「一気に三つですか!?」智也は驚いた。


「君なら大丈夫だよ」と朝霧は言った。




 こうして、二ヶ月ほど魔術の特訓が続いた。


 一番初めに覚えた魔術は『身体強化(しんたいきょうか)』の魔術で、身体能力や瞬発力を上げる魔術だ。

ただ、力加減を見誤ると僕の体が耐えきれずに筋繊維が弾き切れたり、骨が折れたりすると言われたので慎重に力加減を覚えていった。


 二番目に覚えたのは『魔力糸(まりょくいと)』と呼ばれる魔術で、魔力を繊維状にして束ね糸をつくる魔術だ。


主に拘束に使う魔術だが、操るのが難しく習得にはニ週間かかった。


 そして三番目に"魔力特性を利用した魔術"を習得しようとした。この前、朝霧さんが魔物に使った魔術と同じものだ。


 しかしながら、自分の魔力特性の【圧縮あっしゅく】をどう使えばいいのかわからず智也は数日ほど悩んでいた。


それを見かねた朝霧が智也に助言し、彼は自身の魔力を圧縮し"高圧の魔力"を魔術で放てば通常よりもはるかに威力が高くなるのではと思いついた。


 ある日、その術式を試作した智也は広い荒野で圧縮した魔力を魔術陣に流して発動しようとした。


「あ、やばい......!」

突然、魔術陣が大爆発だいばくはつした。


 智也の頭がアフロヘアになった。


朝霧に聞いたところ、魔術陣が高圧の魔力に耐えられなかったようだ。今も改良をしているのだが、現在もその術式は完成しない──



「一体、どうすれば......」智也は悩んでいた。


(予想以上に智也くんが苦戦しているな......でも術式は自分で改良出来てこそ意味がある)と朝霧は考えていた。



すると、朝霧の携帯に電話がかかって来た。


そして、しばらく話した後、電話をきった朝霧が智也に告げた。

「依頼が来た」


読んでいただきありがとうございます。

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設定まとめ

●星蝕の神

この神の神性は星に成り代わることとされ、その神が放つ光を浴びる、もしくは見ると人間は狂い死ぬとされている。

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