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セカンドエンド  作者: 米西 ことる
第2章 異常な日々
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ノックスの目的

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 智慧の魔女の捜索を続けていた朝霧の携帯から音が鳴った。


朝霧はその電話に出て話を聞くと、焦ったような顔つきになり、人目のつかない場所でゲートをつくってそれをくぐった──


◇◇◆◆◇◇


 救世団のリーダーであるノックス=ドームはなぜか智也を救世団に勧誘してきた。


しかし智也はそれを断った。

「僕はお前達の組織には入らない」


「そうですか......なら、少し話をしましょう。考えが変わるかもしれませんから」と言ってノックスは語り始めた。




「まず聞きましょう。あなたは魔術の隠蔽(いんぺい)をどう思っていますか?」とノックスは尋ねて来た。


「僕は賛成している。魔術のことが世間に知られたら大混乱が起きるだろうし、何より悪用すれば危険だからだ」と智也は答えた。


実際、智也の知っている魔術、例で言えば空門ゲートが世界全体で知られたならば、まず間違いなくそれを犯罪に利用しようととする者が現れ、さらには物流網には大きな変革が起き、急激な変革についていけない人々は窮地に立たされるだろう。



「それも確かに一理ある。しかし、実状はひどいものです。魔術連は各国政府に癒着ゆちゃくし資金援助を受け、挙げ句の果てに、魔術を使って金儲けをしている。隠蔽する側である組織がね」とノックスは言った。


智也はそれを聞いて内心驚いた。

「......なら、救世団(おまえら)の方は何がしたい?」


「......私たちの目的もあなた方と同じく【第三の災厄】の阻止です。そのために魔術の"公表"及び魔術の"軍事転用"をする」とノックスは言った。


それを聞いた紗由理は言った。

「やめろ、そんなことをすればかえって人類が身を滅ぼすぞ」


ノックスは言った。

「そこは考えてあります。私の力を使って魔術を人間に行使してはいけないという潜在意識を世界中の人間に植え付ける」


紗由理は更に言った。

「そんなことは不可能だ。仮にそんなことが出来たとしても、そもそも魔力が足りるはずも無い。前兆が千人いても魔力は足りないだろう!」


ノックスは言った。

「足りますよ。現在、アルファスの短剣にはかつて神を殺した際の膨大な魔力が蓄えられていますから」



 アルファスの短剣に神の魔力が溜められていることにも驚いたが、それを本当に実行する気でいるノックスに智也は不安を感じた。


 その時、智也たちの目の前にゲートが現れそこから朝霧が現れた。


「遅くなってすまない......って智也くんどうしてここに?」と朝霧は智也を見て驚いた様子だった。


「朝霧 黎......私としたことが、少し話し過ぎてしまいましたか。なら、ここは一度撤退させてもらいましょう」とノックスが言うと「Ⅴ」の男と共にノックスは去ろうとした。


朝霧は逃げようとするノックスたちに向けて魔術陣を展開して熱線を放った。


しかし、次の瞬間にはノックスとⅤの男は消えていた──




 その後、拘束場の中を調べてみると「Ⅴ」の男以外に脱走者はいなかった。それどころか捕えられていた魔術師の何人かは首を切断されて殺されていた。


共に戦った魔術師たちは倒れていたものの、気絶していただけで命に別状は無かった。


 智也はノックスが話したことを朝霧に伝えた。

朝霧は口には出さなかったが、憤りを感じているように見えた。魔術の軍事転用に対してだろうが、なぜそこまで怒るのかは智也にはわからなかった。



 ちょうど朝霧に会えたので、流楽さんの話をしてみたのだが、なぜか朝霧も智慧の魔女と名乗る人物に遭遇していたようだったので余計に謎が増えた。


しかし体を乗っ取る手段と、それを解除する方法はわからず、智也は今日のところは家に帰ることにした──


読んでいただきありがとうございます。

もしよければブックマークや高評価お願いします。

設定まとめ

●魂の神

体を乗っ取る魔法を与える。契約者は瞳が紫色になる。 

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