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セカンドエンド  作者: 米西 ことる
第2章 異常な日々
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依頼解決

今回は文書少なめです...

楽しんでいただけると嬉しいです。

 次の日の夕方ごろ、智也は朝霧に誠太の生死について相談した。


 しかしながら、朝霧も生死については現時点ではわからないと言っていた。


 故流取が言っていた首飾りに吸い込まれたという話が本当ならば、雪野の首飾りを調べる必要があるだろう。


 智也とは朝霧は首飾りを調べるべく雪野さんと会うことにした。


◇◇◆◆◇◇


「彩島さん......と誰?」雪野さんは言った。


「この方は僕の上司です。誠太さんを見つける手がかりになると思って連れてきました。その首飾りを見せてもらってもいいですか?」


「え? まあいいけど......」雪野は首飾りを見せた。


 朝霧は首飾りに刻まれた魔術陣をよく観察してから言った。

「どうやら、これは古代の遺物のようだ。効果は......"収納"」


朝霧さんは首飾りに触るとそれに魔力を込めて「解放」と唱えた。


すると首飾りの中から赫い光と共に『谷越 誠太』が現れた。


「えっ、嘘......誠太さん!?」雪野は非常に驚いていた。


「どうやらこの首飾りの中で保護されていたようだね」と朝霧は言った。


「ど、どうゆうことですか?」智也は訳が分からず朝霧に尋ねた。


 朝霧の話では、この首飾りは意思の力を動力としており、誠太が化け物に襲われかけた際に雪野の誠太を庇うほどの強い気持ちに首飾りが反応し、誠太を収納する効力が発動したのだ。


「でも待ってください! それだと色々説明のつかないことが多いですよ! 急に時間が進んでいたり、雪野さんが傷一つ無かったり......」と智也は言った。


「おそらくは何らかの魔術により干渉があったのだと思う。怪しいのは......君に"首飾りを渡した人物"だ。占い師と聞いているが、名前はわかるかい?」と朝霧は雪野に訊いた。


「......その占い師の人は本名は聞いてない。でも確か......自分のことを【智慧ちえ魔女まじょ】と呼んでいたような」と雪野は言った。


(智慧の魔女......! 前に夢で聴いた名前だ)夢で聴いた名前を現実で聴いたため智也は驚いた。


「なるほど......ありがとう雪野さん。とりあえず、誠太さんをよろしくね」


「わ、わかりました......でも少し聞かせてください。この非現実的なことについてあなたたちは何を知っているんですか?」と雪野は言った。


「悪いけど、それは言えないんだ」

朝霧はそう言うと雪野の頭を触り「記憶消去デリート」と唱えた──


◇◇◆◆◇◇


「あれ、私どうしてこんな場所にいるんだろう?」

ふと気づくと、私は人目のつかない場所に立っていた。


 そして足元の方を見ると、そこには行方不明になっていた誠太さんが眠っていた。

「え、誠太さん? 起きてください!」


誠太さんは揺さぶってもなかなか起きなかったが、呼吸はしているし生きているとわかった。


「でも、どうしてこんな場所に......それに、所々記憶が無いような.......」


私はふと首元に違和感を感じて触ってみたが、首には何も無かった。



後日、私が友達と話していると校舎裏で私がどこぞの男子と会っていたという話を聞かされた。


私には何のことだかさっぱり分からなかったが、奇妙なことが立て続けに起きていたような.......まあ、それも気のせいだろう──


◇◇◆◆◇◇


 後日、誠太を見つけたことを祥子に伝えると彼女は泣きながら「ありがとうございます」と感謝をした。


 智也自身、誠太が生きているのか疑わしく思っていたが、生きていて本当に良かったと思っている。こればかりは『智慧の魔女』に感謝したいと思うほどだ。


 あれから誠太はメディアで色々と言われていたが、誠太の日頃の勤務態度や雪野など誠太に助けられたことのある者たちが積極的に活動したおかげで何とかなったようだ。


とは言え、数日の間何の前触れもなく失踪したというだけあって、ネットでは神隠しに遭った人と少し有名になった。


 あの時、朝霧は雪野から魔術に関する記憶を消した。なので今は普段通りの日常が送れているようだ。どこかで聞いた話だと、今は誠太の子供とよく遊んであげているとか。



 また、捕えられた故流取は魔術連で拘束されたようで、研究していた『魔物の製造と支配』に関するデータや文書も朝霧が全て消去したので心配はいらないと智也は聞いている。



 しかしながら、首飾りを渡した『智慧の魔女』という人物は未だに発見されず、意図もわかっていない。


その人物が夢の中でアルファスの短剣について告げてきた声の主なのかはまだ分からないが、いまいち何が目的なのか不明なのが逆に怖いとも感じる。




 とは言え、無事依頼を解決した智也たちは探偵事務所で話していた。


「依頼解決お疲れ様! ご褒美に買ってきたドーナツをあげよう」と朝霧が言った。


「おお!」智也と咲は喜んだ。


「あと、咲にはこれも。ジャンボミラクルカラフルトロピカルアンドサニーデーパフェだよ」朝霧さんはラグビーボールくらいのサイズの巨大なパフェを咲に渡した。


「すごい! こんな巨大なの初めて見たっす! でも一人じゃ無理なのでみんなで食べましょう!」咲は言った。


それから小一時間、少しお皿にわけて僕も食べたが、咲は量が多すぎてお腹を抱えたまま朝霧さんのゲートで帰って行った。




しばらくして、少し静かになった室内で朝霧が唐突に言った。

「......智也くん、君に一つ確認したいことがあるんだ」


「何ですか?」


「君にはこのが見えている?」朝霧は目では無く、空中を指さして言った。


しかし、その先には【眼】があった。


(朝霧さんにかけられた呪いで、【眼】のことを話すと僕は息が出来なくなるかもしれない。でも、多分この呪いは......)智也は思い切って言った。


「見えます!」智也はそうはっきりと口にすることができた。


「......やっぱり、君にも見えていたんだね。そして、この呪いは【眼】が見える者同士なら発動しない。以前は咲が一緒にいたからダメだったということかな」朝霧は言った。


 おそらく、呪いを伝えられなくする呪いは他者に信じられ無ければ効果を発動しないというものがあり、魔術師である咲さんは【眼】についても信じてしまうから以前は呪いが発動したのだろう。



「......聞かせてください。朝霧さんが【眼】についてどこまで知っているのか」


読んでいただきありがとうございます。

次回は【眼】についてわかるかも...

設定解説は今回は無しです...

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