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病んでも咲かせて魅せましょう  作者: まっきよ
小学生低学年編
4/9

がっこうで

ぼくです。ちはるです。


ぼくのなまえはどうやらおんなのこっぽいので、まわりからひそひそとそういうはなしをされているそうです。


そして、そのなかのかんじくんというこがいて、そのこがまいかちゃんにてすとのふせい?についてぐちぐちとしゃべっていて、まいかちゃんはなきそうになっていました。


もちろん、ぼくはやめてとこえをかけてまいかちゃんにちかづかないようにしていたけど、ぼくがといれにいっているあいだに、かんじくんはまいかちゃんにはなしかけていて、ぜんぜんやめてかれません。


かんじくんはすこしせがたかいのとこえがおおきいので、みんなもわぁーわぁーいわれたくないみたいでなかなかこえにだしてちゅういしてくれません。


そして、まいかちゃんはついにふとうこうになってしまいました。


ふとうこうはがっこうにこなくなることです。


ぼくはあんなにぼくのまえでげんきだったまいかちゃんががっこうにこなくなって、さすがにおこってしまいました。


まいかちゃんががっこうのなにかにとつぜんいやになったとかじゃなくて、ふせい?のわるぐちがそうなら

ぼくはそれがつづいているようなので、せんせいにいじめではないかといいました。


すると、さいきんはふせい?がどうこうというはなしはないといっていました。


ぼくはほかのこにもはなしをきいてみたけど、どうやらほんとうのことでした。


でも、まいかちゃんにかんじくんがぼくのなまえのことをいったり、ばかにしたりするようなことをいっていたとききました。


たしかに、まいかちゃんだったら、ぼくのわるいことをいわれていたり、きいていたりしたらきぶんがわるくなりそうです。


ぼくは、ぼくのわるぐちがいわれていることをせんせいにいいました。


すると、せんせいはかんじくんたちに、




「おともだちへの悪口はダメです。謝ってください。」




とかんじくんとそのほかのぼくのわるぐちをいってるひとにむけていいました。


すると、かんじくんとなんにんかのこごぼくにあやまってくれました。


かんじくんはあやまるのもこえがおおきかったです。


ぼくはあやまられているとき、ほんとうはまいかちゃんにあやまってほしいなとおもっていました。


そして、せんせいはぼくに、




「もう少し早く気づいてあげられなくてごめんね?」




とあやまってきた。


ぼくはせんせいにはぜんぜんおこっていないし、ちゅういもしてくれたので、くびをたてにふると、せんせいはそれから、とはなしをつづけて、




「舞花ちゃんとは仲がいいみたいだね。

申し訳ないんだけど、舞花ちゃんのおうちを知ってる?」




ときいてきました。


ぼくが、「はい。」と答えると、せんせいは、




「じゃあ、今日のことを舞花ちゃんに伝えて貰っていいかな?」


といいました。




ぼくは、「わかりました。」といって、せんせいとわかれました。


このあとのことはいえにかえってからにしようとぼくはがっこうですごしました。




ぼくはいえにかえってくると、すぐにまいかちゃんのいえにいきました。


すると、いつものようにまいかちゃんがげんきそうにげんかんで、「おかえりなさい。」っていってくれます。


ぼくはきょうもいえのなかでげんきだったんだなとうれしくなってなかにはいっていきました。


そして、まいかちゃんとあそぶまえに、まいかちゃんのおかあさんにこえをかけて、がっこうであったことと、せんせいにいわれたことをはなしました。


すると、まいかちゃんのおかあさんは、




「教えてくれてありがとね。


確かに、その子は少し舞花に言い過ぎちゃったってところもあるけど、うちの舞花だっていつまでもぐずぐずしてるのはいけないことだわ。


舞花のために先生にまでいってくれて本当にありがとう。」




といったあとに、




「舞花、少し話があるわよ。お母さんと2人でお話ししましょう。」




といってまいかちゃんをつれてべつのへやにいってしまいました。


ぼくはまいかちゃんのおかあさんに、




「ちょっと待っててね。自由にしてていいよ。」




といわれたので、とくにやることもなかったのであたりをみわたしていました。


すると、ぼくがみたことのあるえほんがありました。


それは、ともだちをひゃくにんつくるために、いろいろながっこうにおとずれるこどものはなしだったとおもいます。


そのこどもは、さいしょははじめてのひとばかりで、ふつうにがっこうにいるだけじゃ、ともだちはつくれませんでした。


でも、さいごにはいろいろあそんだり、はなしたりしておともだちになれたっていうおはなしでした。


ぼくはおともだちをひゃくにんつくるのはむずかしくても、かんじくんとなかなおりしてともだちになることはできるんじゃないかとおもった。


すると、まいかちゃんとまいかちゃんのおかあさんがもどってきた。


まいかちゃんは、すこしげんきがなくなったようにだんまりしている。


そんなまいかちゃんにまいかちゃんのおかあさんは、




「千晴くんが先生に言ってみんな謝ってくれたらしいわよ。でも、舞花、あなたはずっと家にいてもいいの?千晴くんにありがとうって言いなさい。」


そういわれると、まいかちゃんはまだまだかなしそうなかおで、「ありがとう。」とぼくにいった。


ぼくはうれしくなって、


「ありがとうっていってくれてありがとう。」


ていったら、まいかちゃんはかなしそうなかおをにぱっといつものげんきなえがおにかえて、「うん。」とうれしそうにとびはねてた。


よかった、きげんがよくなって。


かわいいおしりをふりふりしている。おゆうぎかいみたいだね。


そして、まいかちゃんのおかあさんからみみうちで、


「1つお願いがあるんだけどいいかな?これからも学校に行く時、一緒について行ってくれない?

休んじゃって学校もいってないし、みんなともう一度仲良くしてもらいたいから。


ぼくはくびをたてにふると、まいかちゃんのおかあさんは、「ありがとう。」といっておそうじをはじめた。


すると、まいかちゃんが、「なにしてたのー?」とのぞきこむようにこっちにちかづいてきて、「ねーなにはなしてたのー?」としつこくきいてくる。


ぼくは、「なんでもないよ。」っといいかけて、

「またいっしょにがっこうにいくはなしをしてたんだよ。ずっといっしょだよ。」

といいなおした。


すると、まいかちゃんは、「えへへ、ずっといっしょ♪」とうれしそうにまたふりふりをはじめた。


ぼくはあしたからのがっこうがたのしくなるとかんじた。











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