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Coccon  作者: VelSepia
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第一層・ルールブック

この世界は体力があり、減ると少しずつ体が重くなり行動しにくくなる。


ダメージなどは装備品によって軽減することが可能、但しレベルに見合わない武器防具は装備出来ない。


死んだ場合、一分以内に蘇生できなければ、装備品や持ち物、ステータスなどすべてリセットされ始まりの門へと戻される。


ステータスは戦闘スタイルに合わせてシステムが自動で割り振ってくれる。


職種に関して、戦闘スタイルに合わせてシステムが自動で変更する。


また、熟練度によって上位職種にランクアップするとともにステータスが上昇する。


スキルや魔法はメニューから確認することができ、発動は言葉を発するかモーションを設定し実行することで使用可能。


ギルドはホームを立てることで設立可能、正式認可は五層にあるギルド統括所にて。

加入申請はギルドホームへ直接行かなければならない。

メンバー上限はギルドホームの大きさ、個数を基にシステムが自動的に決定する


現在あるギルドとホームの場所はメニューに記載されている。




そこまで確認し、このゲームはソロだと相当難しいのではないかと想像する。


ただ、最下層まで全てのモンスターが1レベだという事。


それなのに、今こうしている間も複数のプレイヤーがこの門に瞬間移動している。


相手はレベル1でこの階層にはゴブリンとボスであるキング以外はいない、つまり相手の攻撃パターンさえ読めればボス以外は簡単に倒せるはずなのに……


その時


「ふざけやがって、レベル1しかいないんじゃなかったのかよ!レベル8のゴブリンとか聞いてねえぞ!!」


と1人のプレイヤーが叫び注目を浴びる。


そのプレイヤー曰く、最初は1レベしかいなかったが奥に進むにつれてそれ以上のゴブリンが居たという。


中には大きいものや小さいものも。


更に、安全な場所が全くなく街すら見当たらないという。


故に、ソロで歩き回るよりパーティで攻略した方が良いと、失敗から学んだ死に戻りプレイヤーは門の前でパーティメンバーを募集していた。


それを傍目にどうやって攻略しようかと悩み、どこかのチームの後ろをついていくのが安全だとは思いつくが、そうなると追跡中に問題が起きたらどうしようもない。


結局募集をしていた数個の中の一つに入ることにした。


チーム名は鬼狩り。


その場しのぎの物なのか、今後もこの名でやっていくのかは分からないけれど、他のよく分からないものよりはましかなと思ったのだ。


まともそうなメンバーが揃っていたのも選択基準だけど。


その後、メンバーが8人になって募集を打ち切り、自己紹介が始まった。


「まず、募集をかけていた俺はクロウだ、突っ走った挙句レベル7のゴブリンにやられた、職業はバーサーカーって書いてある。」


と、少し体が多きく短髪で黒髪の男が名乗った。


その後はパーティに入った順にクロウが指名し自己紹介が進む。


「最初に入ったのが前衛職希望のラトイアでっす。盾とかあったら欲しいなーなんて思ってます」


と、一般男性程度の体つきに短髪赤紙の男……


「2番目は俺か、えっと、狙撃手ならできそうかな、もっとも狩猟用の銃しか使った時ないので何とも言えないのですが……。あ、名前はヴィランです」


俺は小柄で160㎝しかない割に髪が長く腰まで色は青。


「3番目~、ワイはレッド、前衛希望やよろしくな!」


1番目の人の筋肉多めなバージョンでツリ目。


「私はその……ビショップ希望で……、ゲームとか戦いとかよくわかりませんがよろしくお願いします!!!名前はエルシスです。」


おどおどした感じの女性、私より背が10㎝ほど高く髪は茶色で長さは肩下まで。


「んで、最後に俺らはレイ、レア、ミア。俺は前衛、レアは中衛、ミアは後衛だ。」


レイが男で、レアとミアが女。


見た感じ、レアとミアは双子だろうか、顔立ち髪型はほぼ同じ、髪と目の色は正反対。

レアは碧眼、赤紙でミアは紅眼、碧髪。


レイは、生傷が目立つ隻眼の男、髪は黒。


体がとても細く、病気なんじゃないかと思うくらいだ。


以上8人で攻略を進めていくことになった。


自己紹介も終わったことで、いざ門の外へ出ようとしたところで、自分の正面右辺りにエクスクラメーションマークが表示された……


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