査察(前編)
投稿が遅れてすいません
用事が立て込んでいたので書けませんでした。
李、下川、吉野は聞き込みを行う為、新宿署から出発しようとした時であった。
橘が携帯を徐ろに取り出しそして吉野の方を見て呼び出したのだ
「すまん優!俺と一緒に警視庁に戻ってくれ急に来客が来るらしくてな」
その言葉を聞いた途端、三馬鹿の顔がどんどんと覇気を失い生気をなくしたような状態になってしまった。
「そんなにいやなあ顔をしないでくれ。俺だってこんな忙しい時に接待とかしたくねぇんだよ。」
それでも尚三馬鹿は落胆していきとうとう死にかけの魚の様な顔になった。
それを見て、橘も死にかけの魚の様な顔になり
「お願い。後で三人とも頑張ったらご褒美に食堂のデラックスチョコレートタワーパフェ長門スペシャルを奢ってやるからさ」
「デラックスチョコレートタワーパフェ長門スペシャル」とは、警視庁内の食堂で午後3時から3時半までの間の時間で提供されるパフェのことである。三馬鹿はこのワードを聞いて三馬鹿はみるみる内に元気になっていく。
「橘はんほんまに言ってはるん?」
「あたりメェよ優。」
「あのグレートなパフェを言ってるんですか?」
「この橘、約束はきちんと守る!」
「そん約束をちんと果たしちょったもしもすか?」
「当たり前だ!」
それなら頑張れるというと吉野以外は新宿署から出発していく。
吉野も先に駐車場まで降りて行き、橘が来るのを待つことにする旨を伝え会議室から出たのだった。他の署員や橘の部下もいなくなり会議室にいるのは橘と島津だけである。
「すまんな、わざわざSATから来てもらって本当に感謝するよ。」
島津は首を横に振り真剣な顔つきで淡々と橘に話しかけた。
「捜査一課に所属できて光栄です。しかし何故SATの私に声が掛かったのかわかりません。」
かかかと、橘は笑い島津に対して暖かな目線を送った。
「なぁに、お前の上司に頼まれたんだよ。(俺の可愛い弟子を頼むぞ)ってなぁ」
「そうですか。」
「それにお前にはこれからここでたくさん頑張って欲しい。できるか?」
「当たり前です」
「それなら島津隆久。ようこそ捜査一課へ。これからは島津捜査官だな」
はいと答え下川と李と行動する様に伝え橘本人も駐車場に向かった。
後半へ続く
今回は前編と後編に分けて書きます
前編は捜査一課目線、後半は来客目線に書きます
最近、インフルエンザが流行っていますね、