エピローグ
きっと誰もが想像したり見たいと思った世界があって、今も続いてる。
その世界はきっと間違っていて、正しい。
魔女が願いを聞き届けてくれる。けれど、万能じゃない魔女は代価を求めた。奇跡に縋らない様に。
世界のバランスを守るため、全てを捨ててアナタも魔女になるのが条件ですよ、と。
この世で大きな力を宿すために必要な事。その大きな代価を支払う事によって人は魔法を得る事が出来る。
魔女は観測者であり、調律者なのだろう。魔を扱う者は悪であってはならない。
過去の神話は神であるはずなのにも関わらず、争った。それは神ではなく、魔女や魔法使い、つまりは人だったのだから。
大きな力を手にした故の大きな過ち。
その力が大きければ大きいほど、苦しみ、悲しみ、の様な負の感情を理解してる人ではならない。怒りや、欲に飲まれてしまうから。
だらだらと書き綴ったけど、結局の所、魔法という奇跡に頼り過ぎた人類はろくでもない事をする。だから、それに制限を設けた。
一息つくと声が聞こえる。
「お師匠様ー」
風音の声が聞こえる。
「アレセイアさん、お弟子さん戻ってきましたよ?」
「あぁ、未だになれないよ」
「ただいま」
黒のローブを纏ってドアを少し乱暴に開け放つ風音。
「うん、帰って来たね。それじゃ、今日の依頼をこなそうか、凪くん」
「はい」
帽子を手渡す。
「風音は帰ってきたそうそう、申し訳ないけど、ハルの所へ行こう」
「いえ、大丈夫です。お師匠様」
「すみません、ちょっとだけ待ってもらえますか?」
「何よ、凪」
そうそう、これを書いとかなければならない。逃げ先の世界改め、これから見る世界。
未熟ながらに、形にいたしました。一話から、ここまでどれだけの方が読んで頂いているのかは、分かりませんが、作品は読まれてこそ価値がある物と考えているが故に、この言葉につきます。
読んでいただきありがとうございます。




